人気サッカーゲーム「FIFA22」。搭載されているゲームモードのひとつである「キャリアモード」では、チームの監督として選手育成や移籍交渉ができる。
「FIFA22」では、一度引退した選手は同名・同じ姿では登場しない。つまり、引退と表示されてしまった場合、以降キャリアモードでは出会えなくなってしまう。この記事では、実際にゲーム開始直後から「今シーズンで引退」と表示されてしまいやすい選手たちをまとめていく。
検証方法:「今シーズンで引退」の表記にはセーブデータごとにバラつきが生じるため、検証のために10個の異なるクラブでゲームをスタートさせ、開始直後に選手を確認するとういう方法を採る。セーブデータによっては現役選手として調査や獲得交渉ができる可能性もあるので注意。(検証日:2022/2/5:最新状態にアップデートして実施)

ホアキン・サンチェス(レアル・ベティス/スペイン)
引退表示回数:10回/10回中
元スペイン代表として、2002年の日韓ワールドカップにも出場していたホアキン・サンチェス。FIFA22の中では、残念ながらかなりの高確率で「今シーズンで引退」の表示が出た。報道によれば、現実にも今シーズン限りの引退の意向を示しているようで、ゲーム内でも現実でもプレイを見る機会は無くなってしまいそうだ。
しかし、引退と表示されていながらも、総合値は81と高水準。確かに敏捷性や加速の数値は低くなっているものの、長短のパスやクロスといった数値はいまだに高い。もしも引退と表示されない状態で見つけられるのであれば、十分に戦力としてカウントできる選手だ。

中村俊輔(横浜FC/日本)
引退表示回数:10回/10回中
元日本代表の「10番」であり、日本が世界に誇るフリーキックの名手である中村俊輔。残念ながら高確率での「今シーズンで引退」表示となった。実際には次シーズン前に「引退」も考えていたようだが、現役続行を決めたとの報道がされており、所属クラブはJ2へ降格するもののもうしばらくはプレーを見ることが出来そうだ。
しかし、FIFA22の中では獲得交渉に臨めない状態がほとんどであった。総合値は63とJリーグの中でも平凡な値となっているが、FK精度は90とその能力は健在である。獲得が叶うのであれば、黄金の左足をぜひとも使ってみたい。

フランク・リベリー(USサレルニターナ/イタリア)
引退表示回数:8回/10回中
長年ドイツの名門であるバイエルン・ミュンヘンで数々のタイトル獲得に貢献し、同クラブで100を超える得点を記録しているフランク・リベリー。検証では8割の確率で「今シーズンで引退」表示となった。現実世界での去就については今季移籍したばかりという事情も影響してか今のところ明かされておらず、今夏の動きに注目が集まるだろう。
ゲーム内では総合値79となっており、長短のパスやドリブルを中心にいずれの能力も平均的に高い値になっている。攻撃的なポジションであれば複数こなせることから、スタメンだけでなくサブ要員としても交渉ができるなら十分獲得の価値がある。

ズラタン・イブラヒモビッチ(ACミラン/イタリア)
引退表示回数:6回/10回中
バルセロナやパリ・サンジェルマンなど、現在所属しているACミランも含めて、各国リーグでトップクラスのチームでキャリアを積んできたズラタン・イブラヒモビッチ。検証では半分を超える6回の「今シーズンで引退」表示を確認した。
現実において一部の報道では、2020年ころに一度引退も考えていたようだが、そこから現在まで現役を続行している。また、生涯ミランに居たいとの意向も示しているようであり、まだまだ派手なプレーで魅了し続けてくれる期待が大きい。
FIFA22では総合値83と高い数値にあり、特にボレーやロングシュート、決定力といった値が高い。最前線の選手層に不安があるならば、少ない年数でも契約してみたい魅力は大いにある。

ファビオ・クアリャレッラ (UCサンプドリア/イタリア)
引退表示回数:6回/10回中
デビューから一貫して、自国イタリアのクラブでプレーを続けているファビオ・クアリャレッラ。代表では定位置とまでは行かないものの、アンダー世代から選出されていた選手でもある。
実際には、まだ「引退」の二文字は見えてきておらず、2018/19シーズンには36歳にしてセリアAの得点王にも輝いていることから、まだまだ現役としてプレーしていくことも十分にあり得る。
残念ながらゲーム内では「今シーズンで引退」の表示をされることも多いようだが、総合値は77と高い。特に決定力やシュート力といった得点に直結する数値が高いことから、スタメンでもサブでも決定的な仕事をしてくれるだろう。