ポルト所属の元日本代表MF中島翔哉(28)は、今夏のポルトガル移籍市場最終日にポルティモネンセ復帰が噂されたが、実現には至らなかった。
中島翔哉は今年6月30日、ポルティモネンセへのレンタル期間を終えてポルトに復帰していた。
またポルトガル紙『O JOGO』は先月30日、中島翔哉がポルティモネンセに残留する可能性について「ポルトは新たなレンタルには応じず、完全移籍での売却を望んでいる。そのため中島翔哉がポルティモネンセに加入するのは、状況が好転した場合のみである。給与を負担する条件が整っていないため、この日本人の残留はほぼ不可能だ」と主張。
ポルティモネンセが主力選手だったDFウィリアン・ローシャ(27)やブラジル人GKサムエル(27)の後釜確保を優先していることもあわせて伝えていた。
その中、アメリカメディア『CNN』ポルトガル版は今月1日、移籍市場閉鎖数時間前に「サムエルのポルト移籍に伴い、中島翔哉が交換要員としてポルティモネンセに復帰するかもしれない」と速報。
しかしポルトガルメディア『SIC NOTICIAS』は、「中島翔哉がポルティモネンセ復帰に向かっているという情報は間違いだ。サムエルのポルト移籍において、この日本人は一切関係がない」と伝えている。
そしてポルトは1日夜になって、ポルティモネンセからサムエルを完全移籍により獲得したと公式発表。ポルティモネンセとは移籍金400万ユーロ(約5億6000万円)の支払いで合意したが、中島翔哉が交換要員として盛り込まれることはなかった。
なお『O JOGO』の報道によると、中島翔哉にはJリーグ復帰の可能性があるとのこと。