プレミアリーグ2022/23シーズンも最終節を残すのみ。現地時間5月21日の第37節で、マンチェスター・シティが3シーズン連続となる優勝を決めた。
今シーズンも多くのスターが活躍したプレミアリーグだが、ここでは年間最優秀選手賞の候補者7名の成績をまとめて紹介していこう。
なお、同候補のうち、35得点を挙げてプレミアリーグシーズン最多得点記録を更新したシティFWアーリング・ハーランド、惜しくも優勝を逃すも首位の座に最も多く位置していたアーセナルの攻撃を牽引したMFマルティン・ウーデゴールとFWブカヨ・サカは、年間最優秀若手選手賞にもWノミネートされている。

MFケビン・デ・ブライネ(マンチェスター・シティ)
プレミア年間最優秀選手賞候補1人目は、マンチェスター・シティ所属ベルギー代表のMFケビン・デ・ブライネ。2015年に加入したシティでこれまで5回のリーグ優勝を果たしている。今2022/23シーズンのアシスト数は最終節を目前にして16。これはアシストランキングトップの数字だ。2019/20と2021/22シーズンには年間最優秀選手賞を獲得。もし今回も獲得することになれば、リーグ史上最多の受賞回数記録となる。

FWアーリング・ハーランド(マンチェスター・シティ)
プレミア年間最優秀選手賞候補2人目は、同じくマンチェスター・シティに所属しているノルウェー代表FWアーリング・ハーランド。正直今2022/23シーズンはハーランドの年だった。プレミアデビュー年にして、歴代最多シーズン得点数を更新(35得点)。全ての公式戦における得点数(51得点)でも、プレミア所属選手歴代最多記録を更新した。当然ながら得点ランキングはトップ。

FWハリー・ケイン(トッテナム・ホットスパー)
プレミア年間最優秀選手賞候補3人目は、トッテナム・ホットスパーに所属するイングランド代表FWハリー・ケイン。これまで3回のプレミアリーグ得点王を獲得しているケインだが、今2022/23シーズンも多くの得点を挙げている。最終節を目前に、キャリア3位の28得点。チームがあまりいい状況ではないにも関わらず、ゴールを挙げ続けられるストライカーだ。ちなみにキャリアトップの30得点(2017/18)を超えるためには、最終節のリーズ戦でハットトリックを達成する必要がある。

MFマルティン・ウーデゴール(アーセナル)
プレミア年間最優秀選手賞候補4人目は、アーセナルに所属するノルウェー代表MFマルティン・ウーデゴール。最も多く首位に位置した攻撃的サッカーを展開するアーセナルのキャプテンとして、チームを牽引した。今2022/23シーズン多くのチャンスメイクをし、最終節を目前に15ゴール7アシストを記録。この15ゴールという数字は、中盤の選手としてはトップの記録だ。そんなウーデゴールは、3月13日に「ロンドン・フットボール・アワード2023」の年間最優秀選手賞を受賞。W受賞なるだろうか。

FWマーカス・ラッシュフォード(マンチェスター・ユナイテッド)
プレミア年間最優秀選手賞候補5人目は、マンチェスター・ユナイテッドに所属するイングランド代表FWマーカス・ラッシュフォード。今2022/23シーズン、ユナイテッドが苦しい時期にとても頼りになる存在だった。一段とキレを増したドリブルで攻撃を牽引し、得点ランキング6位の16ゴールを記録。

FWブカヨ・サカ(アーセナル)
プレミア年間最優秀選手賞候補6人目は、アーセナルに所属するイングランド代表FWブカヨ・サカ。今2022/23シーズンのアーセナルの攻撃を活性化させたのは間違いなくウインガーの選手であり、サカもそのうちの1人だ。シーズンを通してとても頼もしくなったサカ。ゴールは13、アシストはリーグ2位の11を記録。ウインガーとしてはリーグトップ3に入る活躍だった。またチームの中でも、アシストとゴールで最も得点に関与した選手である。

DFキーラン・トリッピアー(ニューカッスル・ユナイテッド)
プレミア年間最優秀選手賞候補7人目は、ニューカッスル・ユナイテッドに所属するイングランド代表DFキーラン・トリッピアー。アシスト数は7と、候補者に選ばれるほどの数字ではない。しかし、チャンスを作り出した数がとても多いことがわかっている。第36節終了時点で104回。