日本代表DF菅原由勢(AZ)は、AFCアジアカップの舞台で不発。DF毎熊晟矢(セレッソ大阪)の台頭でレギュラー白紙の危機に直面する中、名古屋グランパスOB安田理大氏との対談で、DF長友佑都FC東京)にかわるムードメーカーとして自分自身とMF久保建英(レアル・ソシエダ)を挙げている。

 菅原は練習中や試合中にチームメイトに対して積極的に声を掛ける姿で、ファン・サポーターから支持を得ていたが、アジアカップ開幕直前にミーティングでの“居眠り疑惑”が浮上。ベトナム戦とイラク戦で先発出場するも守備面で不安定なプレーを見せ、グループステージ第3節インドネシア戦以降は出番が無かった。

 名古屋の下部組織出身である菅原は、今月11日放送の『ABEMAスポーツタイム』で安田氏と対談。森保ジャパンのチームメイトとの関係について「代表メンバー皆と仲良いです。特定の人とずっといるということはないですね」と語った上で、「(久保)建英とは昔から仲良いですね」とソシエダ所属MFに言及。

 「週3,4LINE(ライン)でサッカーの話とかざっくばらんにしています。

僕以外には建英がムードメーカー的な役割をしていますね。建英が一番年下(22歳)で僕が1歳年上とほぼ一緒なので、2人で先輩をいじらせてもらっています」と、ピッチ外での貢献度を明かした。

 また菅原は「薫とかいじりづらいですね。いじろうと思えばいけますけど、まだちょっと温めておこうかなと。大事な時のために」と、MF三笘薫(ブライトン)との関係についても語っている。

 一方、日本代表OBの内田篤人氏は長友にかわるムードメーカーが不在だと主張。

失点直後における日本代表選手の様子に注目した上で「失点した後の選手の感じが静かだと思った。誰かが怒るわけでもなく、言うわけでもなく、そのままボールを持ってセンターサークルに向かうというのが、僕の中では寂しかった。チームとして(声を出したり、鼓舞する)タイプが何人かいないといけない」とコメント。

 テレビ局のスタッフから聞いた話として、「カタールW杯の時は、長友さん(長友佑都)が結構ベンチの前に出て鼓舞していたけど、今の代表にはそういった選手がいない。チームワーク的に寂しかった」と憂慮している。