同メディアは「STVVに大規模流出の脅威。幹部はどの選手も引き止めない」という見出しのもと、立石敬之CEO(最高経営責任者)のコメントを紹介。これによると、同CEOは先日、ベルギーメディア『TVL』の番組に出演。MFアブバカリ・コイタをはじめ、退団の可能性が報じられている複数の外国人選手について「オファーがあれば、選手にとってもクラブにとっても興味深いものになると思います。ステップアップ可能な選手を引き止めるつもりはありません」と、移籍容認の姿勢を覗かせたという。
しかし『Voetbal』は「STVVは日本の缶詰を開ける予定はない。まずは日本国内にいる選手の目を向けたいと考えている」と、鈴木や藤田など日本人選手の放出に応じない可能性を報道。立石CEOは「我々は日本にいる若手選手を獲得する予定です。名前を出すつもりはありません。戦力低下を避けるという考えです」と、Jリーガーの獲得を示唆したという。
一方、かつてヴィッセル神戸を率いていたトルステン・フィンク監督にも今夏退団の可能性が浮上。立石CEOは「フィンク監督との契約は、来季も残っています。
鈴木の去就については、『Voetbal』が今年1月に「彼がわずか1年でSTVVを離れる可能性は十分にある。すでにベルギー国外クラブから関心を寄せられている」と、ステップアップ移籍の可能性を報じていた。しかし、立石CEOのコメントを踏まえると、同選手は来季もSTVVの一員としてプレーすることになりそうだ。
鈴木、藤田、MF伊藤涼太郎、DF小川諒也、MF山本理仁、FW岡崎慎司と日本人選手6名を擁するSTVV。UEFAカンファレンスリーグ予選の出場権獲得を目指してプレーオフを戦う中、今夏の移籍ウィンドウに向けての動きを見せている。