イタリアメディア『カルチョメルカート』は今月18日、右ウイングバックを主戦場とするインテル所属DFデンゼル・ダンフリースに今夏移籍の可能性があることを指摘。同選手の後釜候補として「インテルは以前から菅原の動向を負い続けている」と伝えていた。
するとインテルの専門サイト『インテルライブ』は22日に「インテルは長友に次ぐもう一人の日本人選手を連れてくる時が来たのかもしれない。長友より良い選手だ」と、菅原への関心報道に反応。
『カルチョメルカート』と同じく、ダンフリースを放出した場合の獲得候補という認識を示すとともに、「移籍金1500万ユーロ(約24億7000万円)は安い」と綴っている。
また菅原のプレースタイルについては「優れたスピードの持ち主。機敏性、タックルに強く、フィジカル勝負でも粘り強い才能に恵まれた質の高いサイドバックだ」と説明。「攻守両面で優れているだけに、戦術的には長友よりもはるかに多くの保証を与えてくれる」と見解を述べている。
ただ一方で、長友に対しても「彼は度々批判にさらされたにもかかわらず、インテルで7年間生き抜いた。彼の能力はそこまで悪くなく、インテルはサイドバックとして彼に大きな期待を寄せていた」と、一定の評価を与えている。
菅原はAZとの契約を2025年6月まで残しているが、オランダメディア『Voetbal』の月間最優秀選手賞(3月度)を受賞した際、同メディアのインタビューでステップアップ移籍の可能性を示唆。
「(昨年夏に)良いクラブからオファーが届きましたが、クラブ名を言うつもりはありません」とすでに移籍のチャンスがあったことを明かした上で、「プロサッカー選手ならば、野心を持つことは当然です。