レアル・マドリード(スペイン1部)が、所属するウクライナ代表GKアンドリー・ルニン(25)との契約延長に迫っているようだ。イギリス『アスレティック』が伝えた。


 母国のドニプロでプロキャリアをスタートさせたルニンは、2018年夏にマドリードへ加入すると、レガネスやレアル・バリャドリード、レアル・オビエドへのレンタル移籍を経験。2020年夏にマドリードへ復帰すると、しばらくはベルギー代表GKティボ・クルトワの控えという立ち位置だった。

 クルトワが負傷離脱した今季もシーズン序盤はチェルシー(イングランド1部)からレンタルで加入したスペイン代表GKケパ・アリサバラガの控えに。だが、ケパが負傷したことで出場機会を手にすると、高いシュートストップ技術を武器にここまでラ・リーガ20試合に出場して10回のクリーンシートを達成し、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝のマンチェスター・シティ戦ではPKを2本ストップするなど好プレーを披露している。

 そんなルニンは2025年夏に契約満了を迎えるが、2028年夏までの新契約締結に向けてマドリードと交渉を行なっており、すでに最終段階だという。3月から代理人を務めるジョルジュ・メンデス氏とともに交渉を行なっていたようだ。


 なお、契約更新の一環としてウクライナ代表GKは昇給する見込みだという。一部メディアでは退団の可能性が取り沙汰されていたが、来季以降は再びクルトワと熾烈なポジション争いが待ち受けているようだ。