明治安田J1リーグ第11節のアルビレックス新潟対サンフレッチェ広島が、今月3日に開催。今年3月に新潟から広島へ完全移籍したDF新井直人のベンチ入りや同選手に対するブーイングが話題を呼ぶ中、新潟サポーターによる違反行為にも注目が集まっている。


 新潟のホーム・デンカビッグスワンスタジアムで行われた一戦では、ベンチメンバー発表時に新井の名前がコールされた時に新潟サポーターがブーイング。一方、アウェイエリアの広島サポーターは試合前に「広島の男 新井直人 俺達と共に」という横断幕を掲出したが、警備員やスタッフから撤去を求められるとトラブルに発展。一部から「横断幕の掲出が許可されていないエリアだ」という指摘が飛ぶなど、違反行為に該当したものとみられる。

 そんな中、オレンジ色のTシャツを身にまとった新潟サポーターがアウェイエリアのフェンスによじ登るなど、広島サポーターを威嚇した模様。その時の様子がX(旧ツイッター)で瞬く間に拡散されると、「一体何があった?」といった驚きの声が。「これはアウト」「恥さらし」「スタジアム入場禁止処分で」などと、当該サポーターへの批判も相次いでいる。


 アウェイエリアへの侵入行為と言えば、昨年4月1日に茨城県立カシマサッカースタジアムで行われたJ1第6節・鹿島アントラーズ対広島における出来事が記憶に新しい。この一戦では、試合後に鹿島サポーター1名がアウェー専用シートのセキュリティエリアへ侵入。鹿島は当該サポーターに対してホームゲーム2試合の入場禁止処分を科していた。