町田は2-0で迎えた55分、ハーフウェイライン付近でボールを奪い、カウンターを発動。左サイドからのクロスに合わせて、U23日本代表FW平河悠がゴール前に飛び込んだが、DF宮原和也との接触で転倒。ノーファウルとしてプレーを続行させた主審の判断に、鄭大世氏は「審判としては難しいところの判断でしょうね」と私見を述べていた。
しかし直後にプレーが止まると、平河と宮原の接触シーンに対してVAR(ビデオアシスタントレフェリー)が介入。宮原の右足が平河の右膝に当たる瞬間が中継映像で映し出されると、水沼貴史氏は「(平河が)先には(ボールに)触っていますね」と状況を説明。主審がオンフィールドレビューのためにピッチサイドに向かう際に、鄭大世氏は「平河はわざと倒れる選手ではないですけどね。別にファウルも貰いに行くために倒れる選手ではないので、当たっているとは思うんですけど、それがファウルかどうかというところでしょうね」と解説していた。
結局、オンフィールドレビューの判断にPKを獲得した町田。U23日本代表FW藤尾翔太が沈めて3点リードに広げたが、鄭大世氏の「わざと倒れる選手ではない」という言葉に対して、一部のサポーターが反応。ネット上で「わざと倒れる選手ではないという解説ヤバい」「鄭大世の解説は偏り過ぎているのでは?」という指摘が見受けられるほか、「確かに平河選手はそんなことしない選手だよね」と鄭大世氏の私見に賛同する声も。「サッカーはわざと倒れる選手結構いる」といった一般論を展開するファン・サポーターも見受けられる。
鄭大世氏は2021シーズンより2年間町田でプレー。