また、直近は5戦負けなしと好調なガンバ大阪(4位)は湘南ベルマーレ(18位)を2-1と下して3連勝。ヴィッセル神戸を抜いて3位となり、上位2チームを追走する構えだ。ここでは、そんな第17節で活躍した選手たちをベストイレブン形式で紹介していく。
※記事内「前節からの順位変動」は、第16節後(5月29日)に開催された第9節延期分(横浜FM対柏レイソル戦4-0)からの変動を記載

GK:村上昌謙(アビスパ福岡)
今季初の連勝を狙うアビスパ福岡は第17節で柏レイソルと対戦。前半に奪った2点のリードを最後まで守り切り、第11節以来となる無失点勝利を飾った。3試合連続で先発出場を果たしたGK村上昌謙は、1対1でのループシュートや近距離からのヘディングシュートなど相手の決定機に好セーブを披露。堅守を象徴する働きでチームに勝利をもたらした。- 最終スコア:2-0
- 前節からの順位変動:福岡(10位→10位)、柏(11位→12位)

DF:中野就斗(サンフレッチェ広島)
ジュビロ磐田をホームに迎えた第17節のサンフレッチェ広島。2-0と快勝を収めた今節、DF中野就斗の守備での貢献度が光った。磐田の前線におけるターゲットであるFWマテウス・ペイショットを相手に、簡単には収めさせない空中戦の強さと高さを随所に披露。チームに今季5度目の無失点勝利をもたらす原動力となった。- 最終スコア:2-0
- 前節からの順位変動:広島(8位→5位)、磐田(14位→16位)

DF:木本恭生(FC東京)
4試合勝利のないFC東京は第17節でサガン鳥栖と対戦。1-0と接戦をものにして5試合ぶりとなる勝利を収めた。結果的にこの試合唯一となるゴールを挙げたのがDF木本恭生だ。前半の早い時間に得たコーナーキックの場面、流れの中から豪快に右足を振り抜いて先制点をマーク。嬉しい自身の今季初ゴールは、チームに久々の勝利をもたらすゴールとなった。- 最終スコア:1-0
- 前節からの順位変動:FC東京(9位→6位)、鳥栖(17位→17位)

DF:小田逸稀(アビスパ福岡)
2連勝を目指すアビスパ福岡は第17節で柏レイソルと対戦。このゲーム、2試合連続でスタメンに名を連ねたDF小田逸稀が躍動した。先制点の場面、相手守備陣が対応しづらいクロスでオウンゴールを誘発すると、続けてフリーキックから鮮やかなバックヘッドで追加点をマーク。2ゴールに絡む文句なしの活躍で、チームの連勝に大きく貢献した。
DF:濃野公人(鹿島アントラーズ)
開幕から躍動し続けている鹿島アントラーズ期待の大卒ルーキーDF濃野公人。第17節横浜F・マリノスとの伝統の1戦でも、その存在感を大いに発揮している。鹿島にとって早々に先制を許す展開となってしまった今節、後半にFW鈴木優磨のゴールで同点とすると濃野の迷いのないシュートからのゴールで逆転に成功。早くも今季5ゴール目を挙げたルーキーの働きもあり鹿島が4連勝を果たした。- 最終スコア:3-2
- 前節からの順位変動:鹿島(2位→2位)、横浜FM(13位→13位)

MF:森田晃樹(東京ヴェルディ)
前節で昨季王者ヴィッセル神戸を破った東京ヴェルディは第17節で北海道コンサドーレ札幌と対戦。5-3と打ち合いを制して2連勝を果たした。今季ここまで全試合に出場しているMF森田晃樹は、今節も中盤で存在感を放った。- 最終スコア:5-3
- 前節からの順位変動:東京V(12位→11位)、札幌(19位→20位)

MF:家長昭博(川崎フロンターレ)
直近3試合勝利のない川崎フロンターレは第17節で名古屋グランパスをホームに迎えた。2-1と接戦をものにした今節、ゲーム序盤から頼れるベテランMF家長昭博が魅せた。開始早々コーナーキックの場面、味方が擦らせたボールをダイビングヘッドで押し込んで先制点を挙げると、前半のうちに相手のミスを逃さずボールを奪い最後はGKもかわす冷静さも見せながら追加点をマーク。2ゴールを挙げる働きでチームに4試合ぶりの勝利をもたらした。- 最終スコア:2-1
- 前節からの順位変動:川崎(15位→14位)、名古屋(5位→7位)

MF:翁長聖(東京ヴェルディ)
今季2度目の連勝を狙う東京ヴェルディは第17節で北海道コンサドーレ札幌と対戦。両チーム計8つのゴールが生まれる打ち合いを制して今季5勝目を挙げた。このゲーム、MF翁長聖のチャンスメイクが際立った。開始早々、PK獲得につながるワンタッチのパスで先制点に絡むと、3点目のきっかけとなるグラウンダーのクロスなど質の高いボールを前線に供給し続ける働きで勝利に貢献した。
FW:小見洋太(アルビレックス新潟)
直近2連敗中のアルビレックス新潟は第17節で首位を走る町田ゼルビアとの一戦に臨んだ。今季ここまでほぼすべての試合に出場しているFW小見洋太は、先制点を挙げる働きで勝利に貢献している。前半なかば過ぎの時間帯、前への推進力を見せつけて敵陣を突破しそのまま先制のゴールをマーク。その他の場面でも、質の高いクロス供給や前線でのキープ力など見せ場を作りチームに勝利をもたらす原動力となった。- 最終スコア:3-1
- 前節からの順位変動:新潟(16位→15位)、町田(1位→1位)

FW:宇佐美貴史(ガンバ大阪)
3連勝を狙うガンバ大阪は第17節で湘南ベルマーレと対戦。2-1と接戦をものにして連勝を伸ばし、順位も3位へと浮上した。- 最終スコア:2-1
- 前節からの順位変動:G大阪(4位→3位)、湘南(18位→18位)
