中京大学に2-1で勝利した天皇杯(JFA全日本サッカー選手権大会)第2回戦から中3日で迎える今節。
「チームにようやくスイッチが入りかけていたので、中京大学戦はとにかく勝つことが重要でした。後半戦に向けて怪我人や累積(警告)といったシチュエーションが予想されるなかで、チーム全員で戦う姿勢を見せられたと思います」
「徳島には前回対戦で勝利しましたが(第9節1-0)反省点のある試合でした。前からプレスをかけたいと思っていても徳島の選手たちが持つスキルを考えれば、少しずつズレを発生させられてしまいます。そこに対して勇気を持って圧力をかけなければいけませんが簡単なことではありません。プレスが上手くいかずに、もしも守備がミドルサードからになるような状況になっても、自信を持ってその状況に対応できるようにしたいです」
4月7日に行われた第9節での対戦時、徳島は前監督の解任直後だったため、当時ヘッドコーチだった増田功作氏が暫定的に指揮を執っていた。増田氏は翌月5日に正式に監督へ就任すると、徐々にではあるが着実に白星を増やしている。そんな徳島について小林監督は「次の徳島が増田監督(体制下)のチームだと思っている」と以前より守備強度を増している相手を警戒した。折り返しとはいえまだ先の長い今シーズン、後半戦を幸先良くスタートできるか注目だ。