鳥栖はJ1第25節終了時点で7勝2分16敗。勝ち点23でJ2降格圏の19位に低迷している。クラブは先月12日に川井監督の続投を表明していたが、その後も状況は好転せず。MF手塚康平、MF長沼洋一と主力選手の退団が相次ぐ中、今月7日のJ1第25節で鹿島アントラーズに0-3と敗れていた。
同クラブは公式サイトを通じて川井監督の解任を発表しているが、指揮官のコメントが掲載されていないことに違和感を覚えるファン・サポーターも一定数見られる。そんな中、かつて2018年から3シーズンのわたり鳥栖でプレーしていたMF高橋秀人は、9日夜にXを更新。直接、古巣の解任劇には言及しなかったものの、「本当にいつも離れていく人のコメントがないのが本当に残念。在籍させてもらっていた時からそうですが。言葉がないわけないでしょ。聞きなさいよ」と不満をあらわにしている。
日本代表でのプレー経験を持つ高橋は、J1リーグの舞台で通算270試合出場で15ゴール、J2では46試合出場で4ゴールをマーク。2022シーズン終了後には横浜FCを退団し、ニュージーランド(NZ)のオークランド・ユナイテッドFCに加入している。
今月11日に浦和レッズとの対戦を控えている鳥栖。FWマルセロ・ヒアンにも中東クラブからの関心が報じられるなど、内部崩壊の危機に直面しているだけに、クラブ内部で何が起こっているのか多くのファン・サポーターが気にしているはずだ。