坂元は今年2月24日(日本時間)に行われたプレストン・ノースエンド戦で骨盤を負傷して以降、昨シーズン終盤を欠場していたが、今月10日に行われたリーグ開幕戦のストーク・シティ戦で完全復活。
川崎フロンターレMF瀬古樹の移籍が噂されるストーク戦では0-1と惜敗したコベントリーだったが、リーグ1(英3部相当)から昇格したオックスフォード相手に今季リーグ戦初勝利をしたいところ。
コベントリーは[4-2-3-1]を採用し、坂元は右サイドハーフで先発出場した。前半から得意の切り返しで格下チームを相手に翻弄すると、15分には坂元が起点となり先制点が生まれる。
その後同点とされるも、31分に左サイドからのクロスをゴール前に詰めていた坂元が巧みにスルーすると味方DFミラン・ファン・エヴァイクが豪快にゴールを叩き込む。
しかし後半に入ると坂元に疲労の色が。パスミスや周囲との連携ミスからボールを奪われる場面が目立ち始め、56分にオックスフォードに再度同点にされると73分に途中交代となった。
このまま2-2で試合終了かと思われたが、アディショナルタイムにアメリカ代表のFWハジ・ライトが相手DFのバックパスを奪うとGKとの一対一を冷静に決めて3-2とし、コベントリーが劇的勝利を収めた。
試合後、坂元は自身の怪我について「腰椎の横突起が3本折れていました。完治するには3ヶ月くらいで痛みがなくなったのですが、半年近く試合に出ていなかったので体力はまだまだ戻っていません」とコンディションがまだ完全でないことを明かした。また、怪我をした瞬間についても「痛みがすごくて、怪我をした時は『もう引退かな』と思いました。
今節の試合についても「後半バテましたね。ボールを失ってばかりでした。自分の身体も全然動けてなかったんでそこは反省かなと思います。この半年試合に出ていなかったというのも少なからずあると思いますが、それも自分の責任なのでそれ(コンディション)は戻していきたいと思います」とシーズンに向けて復調を誓った。