冨安は2021年8月のアーセナル加入以降、コンディション不良で複数回にわたり戦線離脱。今年夏のプレシーズン期間中にも、膝の怪我により練習試合の欠場を余儀なくされると、英メディア『スポーツモール』は21日に「冨安は9月中旬までは復帰しない見込み」とリポート。最速でも9月15日開催のトッテナム・ホットスパー戦での復帰とみられるだけに、中国戦とバーレーン戦でプレーしない可能性は極めて高い。
冨安の代役候補には、DF渡辺剛(KAAヘント)のほかに藤井の名前も。藤井は2023年に名古屋グランパスの主力センターバックとして活躍し、2024年1月1日開催の国際親善試合タイ戦でA代表デビューも、AFCアジアカップには不参加。名古屋からコルトレイクへ期限付き移籍すると、2023/24シーズン終盤のプレーオフで奮闘。チームを1部残留に導き、完全移籍移行でコルトレイクと複数年契約を結んだ。
そんな藤井は、今季もここまで開幕からリーグ戦全5試合でスタメン出場。ただ、8月25日開催のシャルルロワSC戦では、チームメイトとの激突により出血。後半途中でピッチを後にしていた。
戦線離脱の可能性も心配された藤井だが、ベルギーメディア『sporza』は「藤井の唇は完全にちぎれているが、コルトレイク指揮官は彼を欠場させる必要はないと考えている」とリポート。
新戦力のMF金子拓郎やMF高嶺朋樹とともに、コルトレイクを支えている藤井。冨安のコンディションが芳しくないなか、日本代表センターバックのポジション争いに食い込むか注目が集まる。