サッカーの醍醐味といえば、やはりゴールだ。観客が総立ちになり、スタジアムが歓声で包まれるあの瞬間には、何ものにも代え難い魅力がある。
ゴールとアシストを合わせた「ゴール関与数」は、選手の真価を示す重要な指標の1つだ。欧州5大リーグ(プレミアリーグ、ブンデスリーガ、ラ・リーガ、セリエA、リーグ・アン)で、この数字が高い選手であれば、なおさら注目度も高い。
ここでは、欧州5大リーグで今2024/25シーズン序盤に最も多くのゴール関与数を記録した10人の選手を紹介していきたい(2024年12月8日時点)。序盤を振り返ると、スター選手の期待通りの活躍はもちろん、思わぬ伏兵の名も浮かび上がってくる。(注:2選手が同点の場合は、1分あたりのゴール数とアシスト数の比率で順位付け)
アルゼンチン生まれでありながら、母方の祖父母のルーツであるイタリアの国籍も持つ彼は、2023年にイタリア代表として初招集を受けた。イタリア代表のファンにとって、2014年以来遠ざかっているFIFAワールドカップ(W杯)出場を果たすための希望となり得る存在だ。
リーグ第14節まで13ゴールと8アシストの計21ゴールに直接関与。これは、プレミアリーグにおいても群を抜く数字だ。ゴールランキングではトップを快走し、アシスト数でもサカに次ぐ成績を記録。32歳となった現在でもリバプールを支える絶対的な存在であり続けている。契約延長交渉の行方だけが、フロントとファンの悩みかもしれない。
しかし、ゴールは決して1人では生まれない。絶妙なアシストや緻密な連携が、その歓喜の一撃を形作る。
ゴールとアシストを合わせた「ゴール関与数」は、選手の真価を示す重要な指標の1つだ。欧州5大リーグ(プレミアリーグ、ブンデスリーガ、ラ・リーガ、セリエA、リーグ・アン)で、この数字が高い選手であれば、なおさら注目度も高い。
ここでは、欧州5大リーグで今2024/25シーズン序盤に最も多くのゴール関与数を記録した10人の選手を紹介していきたい(2024年12月8日時点)。序盤を振り返ると、スター選手の期待通りの活躍はもちろん、思わぬ伏兵の名も浮かび上がってくる。(注:2選手が同点の場合は、1分あたりのゴール数とアシスト数の比率で順位付け)

10位: アーリング・ハーランド(マンチェスター・シティ)
ゴール関与数:14(13ゴール1アシスト)
ここ最近のマンチェスター・シティはプレミアリーグで絶不調だ。それにもかかわらず、ノルウェー代表FWアーリング・ハーランドは今2024/25シーズンの序盤戦での素晴らしい活躍により、このリストに名を連ねた。ジョセップ・グアルディオラ監督率いるチームは調子を上げることができずにいるが、ハーランドが最高のフォームを取り戻すことができれば、シティは間違いなく復調することになるだろう。
9位:ラミン・ヤマル(バルセロナ)
ゴール関与数:14(5ゴール9アシスト)
弱冠17歳であるバルセロナの新星スペイン代表FWラミン・ヤマルは、ラ・リーガのディフェンダーたちを翻弄し続けている。昨2023/24シーズンのゴール数10という貢献度を今シーズンすでに上回ることに成功。 ヤマルがスタメンから外れると、バルセロナは同じチームではなくなってしまうと評価されることもあるほど。ラ・リーガで最年少得点(16歳87日)を記録。ライバルのレアル・マドリードとのエル・クラシコでも16歳で最年少出場選手、最年少得点者(17歳105日)でもある。
8位:ブカヨ・サカ(アーセナル)
ゴール関与数:15(5ゴール10アシスト)
プレミアリーグ第13節、ウェストハム・ユナイテッドを5-2で下した試合で、アーセナルの至宝イングランド代表FWブカヨ・サカは1ゴール2アシストを記録した。これにより、今2024/25シ-ズンの欧州5大リーグ全体で、初めてアシスト数が2桁に達した選手となった。同リーグでは元アーセナルのストライカーであった元フランス代表FWティエリ・アンリ(2014年引退)が20アシストの記録を持っている。この記録をサカが今シーズン破ることができるのか注目が集まっている。
7位:マテオ・レテギ(アタランタ)
ゴール関与数:15(12ゴール3アシスト)
2024年夏の移籍市場で注目された選手がこのランキングに唯一登場するとなると、レアル・マドリードFWキリアン・エムバペを想像するかもしれないが、アタランタのFWマテオ・レテギが上回る活躍を見せた。現在セリエAで最も好調な選手の1人とされ「最高の補強」と評価されている。FWジャンルカ・スカマッカが深刻な前十字靭帯損傷で戦列を離れた中、レテギはその不在を感じさせない。アルゼンチン生まれでありながら、母方の祖父母のルーツであるイタリアの国籍も持つ彼は、2023年にイタリア代表として初招集を受けた。イタリア代表のファンにとって、2014年以来遠ざかっているFIFAワールドカップ(W杯)出場を果たすための希望となり得る存在だ。

6位:ラフィーニャ(バルセロナ)
ゴール関与数:17(11ゴール6アシスト)
元リーズ・ユナイテッドのウインガーであったブラジル人FWラフィーニャは、バルセロナでのデビュー2022/23シーズンにリーグタイトルを獲得し、素晴らしい瞬間を十分に味わった。それでも完全に評価されていたわけではなかったが、今2024/25シーズン序盤で状況は一変。ハンス・フリック監督の下で、さらにレベルアップしている。8月31日のリーグ戦レアル・バジャドリード戦(7-0)ではキャリア初のハットトリックを達成。10月23日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)バイエルン・ミュンヘン戦(4-1)でもハットトリックを達成するなど、その勢いはまったく衰える気配がない。
5位:ロベルト・レバンドフスキ(バルセロナ)
ゴール関与数:17(15ゴール2アシスト)
このトップ10にも新たなスター達が加わり世代交代の気配が漂うが、36歳のベテランFWロベルト・レバンドフスキはその力を維持し続けている。今2024/25シーズン好調のバルセロナから3人目の登場となったが、レバンドフスキ、ヤマル、ラフィーニャの3選手がシーズンを通してこの調子を維持し続けることができれば、バルセロナは優勝候補となるだろう。ハンス・フリック監督はこのポーランド代表ストライカーから最高のパフォーマンスを引き出す手腕をみせている。

4位:コール・パーマー(チェルシー)
ゴール関与数:17(11ゴール6アシスト)
昨2023/24シーズン、欧州5大リーグでMFコール・パーマーのゴール関与数を上回ったのは、エムバペとFWハリー・ケイン(バイエルン・ミュンヘン)だけだった。22歳のパーマーは、今シーズンも活躍を継続し、誰もが認めるスター選手としてチェルシーのファンを魅了し続けている。リーグ第2節のウルヴァーハンプトン・ワンダラーズ戦(6-2)では、MFノニ・マドゥエケのハットトリックをそれぞれアシストし、自身もゴールを決めスタートダッシュに成功した。その後も好調を維持しており、現在のイングランドで最も優れたサッカー選手という評価には異論をつける者はいないかもしれない。
3位:オマル・マーモウシュ(アイントラハト・フランクフルト)
ゴール関与数:20(13ゴール7アシスト)
今2024/25シーズンのブレイクスター候補ナンバーワンの呼び声高いエジプト代表FWオマル・マーモウシュ。25歳で、わずか11試合のブンデスリーガ出場ながら13ゴール7アシストを記録しており、50分に1回のペースで直接ゴールに貢献している。リーグ第6節、アイントラハト・フランクフルトが首位のバイエルンと3-3で引き分けた試合では2ゴール1アシストを記録し、ヨーロッパ中のスカウトからの注目を集めた。それ以来、素晴らしいパフォーマンスを維持し、シーズン終了後にどのくらいの数字を残すのか関係者の間でも高い注目が集まっている。
2位:ハリー・ケイン(バイエルン・ミュンヘン)
ゴール関与数:20(14ゴール6アシスト)
イングランド代表のキャプテンFWハリー・ケイン。昨2023/24シーズンはタイトル獲得を逃すも、バイエルン・ミュンヘンでのデビューシーズンにもかかわらず記録した数字は規格外であり、今2024/25シーズンもこれまでのところ、それを上回るペースで活躍している。リーグ第12節のバイエルンがボルシア・ドルトムントと引き分けた(1-1)試合で足を引きずりながらピッチを後にしたケイン。しかし、まもなく復帰されることがアナウンスされており、バイエルンの攻撃陣は再び活気づくだろう。
1位:モハメド・サラー(リバプール)
ゴール関与数:21(13ゴール8アシスト)
注目のトップはやはり世界最高峰のリーグでチャンスを創出し続けるこの男だった。アフリカネイションズカップ(AFCON)後にスロースタートを切ることが多いとされるエジプト代表FWモハメド・サラーだが、批判者たちを黙らせるような圧巻のパフォーマンスを今2024/25シ-ズンは披露している。リーグ第14節まで13ゴールと8アシストの計21ゴールに直接関与。これは、プレミアリーグにおいても群を抜く数字だ。ゴールランキングではトップを快走し、アシスト数でもサカに次ぐ成績を記録。32歳となった現在でもリバプールを支える絶対的な存在であり続けている。契約延長交渉の行方だけが、フロントとファンの悩みかもしれない。
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