京都サンガ所属FWマルコ・トゥーリオは、5月7日に明治安田J1リーグ第15節の町田ゼルビア戦を控える中、自身の去就に言及。ブラジル復帰の可能性をほのめかしている。


 ブラジルメディア『Futebol Interior』で5月6日に掲載されたインタビュー記事によると、本人は「ブラジルに戻るつもりだよ。ブラジル(のトップチームのリーグ戦)では2年間もプレーしていないからね。近い将来ブラジルに戻って、本当にプレーしたいクラブへ行きたいね」とコメント。同選手はブラジル1部アトレチコ・ミネイロの下部組織出身だが、2018年7月にスポルティングCPの下部組織へ移籍してからしばらく欧州でプレー。2021年3月にCSAへ加入して母国復帰も、わずか1年半でオーストラリア1部セントラルコースト・マリナーズへ移籍。プロデビュー後、母国でのプレー年数が短いだけに、京都退団を検討しているようだ。

 同選手は来日2年目だが、日本での生活については「日本はとても礼儀正しい。教育レベルが高く、非常に安全な国だ。ブラジルとは全然次元が違う。(海外移籍で)環境への慣れで一番苦労したのは日本で、特に最初の6ヶ月は大変だった。だけど、6カ月を過ぎると、良いパフォーマンスを発揮できるようになった」と語っている。

 2025シーズンはここまでJ1リーグ戦で4試合のスタメン出場、2試合の途中出場にとどまっているトゥーリオ。
5月3日のセレッソ大阪戦でもベンチ外だったが、日本での目標を訊かれると、「自分の目標を公言するのはあまり好きではない。でも、もちろんたくさんゴールを決めて、チームに貢献したい。、素晴らしいシーズンを期待しているよ」と前を向いている。

 なお、エージェント会社『Sinteticbool Esportes』は2025年1月、トゥーリオと京都が2029年7月までの複数年契約を結んだことを公表している。ブラジル国内クラブへの移籍となれば、移籍金発生は避けられないとみられるが、果たして選手本人の思いは実現するのだろうか。
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