明治安田J1リーグ第15節の柏レイソル対清水エスパルスが、5月6日に開催。FWドウグラス・タンキ(清水)のゴールが取り消されたファウルのジャッジを巡り、川俣秀主審や御厨貴文VAR(ビデオアシスタントレフェリー)担当への異論が相次ぐなか、DF蓮川壮大(清水)のSNS投稿も話題になっている。


 清水は52分、FW垣田裕暉(柏)に先制ゴールを奪われると、87分にコーナーキックからドウグラス・タンキが頭で合わせ、ゴールネットを揺らすもVARが介入。タンキがヘディングシュート直前に右手で相手選手を押した行為がファウルに当たるとジャッジされた。

 この判定に関する議論が白熱する中、柏戦でフル出場の蓮川は、7日午前にXを更新。ピッチで円陣を組む時の様子をアップした上で、「応援ありがとうございました!」とサポーターに感謝の思いを伝えると、「みんな悔しいし、みんな言いたいこともたくさんあると思うけど、次の試合は「正当に激しく」絶対勝とうね!」(原文ママ)と綴っている。

 この投稿文では、「正当に激しく」という文言が意味することを巡り、両クラブのファン・サポーター等の間で様々な意見が飛び交っている。蓮川を思いやったり、次戦以降への意気込みを買う声が上がっている一方、柏の戦い方を「正当ではない」と解釈したサポーター等からは、同選手に対する批判が噴出。ジャッジへの不満と捉える意見もあるが、一部ではサポーターに対して批判を助長させる可能性や、誤解を招く可能性が指摘されている。

 試合内容や蓮川の投稿内容を巡り、一部では特定の選手や審判員に対する攻撃的なコメントや誹謗中傷メッセージも。ただJリーグが2025シーズン開幕前、選手等を標的とした誹謗中傷や差別的行為に対して、法的措置を講じる可能性があることを強調しているだけに、今回の事象を受けてクラブ等が声明を発表するかもしれない。
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