Jリーグでは山下良美氏や清水勇人氏ら一部審判員のジャッジや、ファウルの判定基準等が話題になっている。そんななか、鹿島アントラーズOBの内田篤人氏が、浦和レッズ参戦のFIFAクラブワールドカップでの施策をJリーグでも導入するよう求めた。


 インターネット動画配信サービス『DAZN』で5月8日配信開始の「FIFAクラブW杯開幕特番 : やべっちスタジアム×内田篤人のFOOTBALL TIME」では、クラブW杯での新たな取り組みが話題に。浦和戦を含む全試合で審判員にボディカメラが装着されるというが、この取り組みの目的のひとつとして「審判員に対する指導」があるという。

 この施策について、内田氏は「Jリーグの会議で言ったけど…審判の首元にカメラを付けてくれと」とコメント。Jリーグ特任理事という立場のもと、審判員に対してボディカメラを装着するよう求めたことを明かしている。すると、タレントの矢部浩之さんは「近い未来、そうなるんじゃない」と反応。「(クラブW杯での)お試しで認められたら、アップデートされるかも」と私見を述べている。

 「審判員に対する指導」という目的の具体的な内容として、誤審等の防止等が考えられる。Jリーグでは以前から主審のレベルが問題に。2024年11月30日のJ1第37節・東京ヴェルディvs川崎フロンターレでは、DF千田海人(東京V)が背後からFW山田新(川崎)を倒したシーンにおけるノーファウル判定、試合終了間際のゴールキック判定を巡り、山下主審に対する異論が相次いでいた。

 また2025シーズンも、J1第4節サンフレッチェ広島対横浜FCで清水主審のジャッジに対する批判が噴出。激しいコンタクトプレーでもファウルを取らない判断に、広島のスキッベ監督は怒りをあらわにしていた。

 VARの導入、審判交流プログラムの実施など、審判員のレベル向上を目的に様々な施策を実施しているJリーグ。
クラブW杯におけるボディカメラ装着の効果が気になるところだ。
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