プレミアリーグのニューカッスル・ユナイテッドが、クラブの次期監督候補としてラ・リーガのバルセロナ(1998-2015)の伝説的な選手であり、同クラブの指揮官(2021-2024)を勤めたシャビ・エルナンデス監督と接触したようだ。現在の指揮官であるエディ・ハウ監督の後任を見据えた動きとされ、クラブの上層部が主導しているという。


 オランダメディア『FootballTransfers』によれば、ニューカッスルの経営陣は、シャビ監督のような国際的な知名度と影響力を持つ人物が、クラブを次のステージへと引き上げる鍵になると考えているとのことだ。現在指揮を執るハウ監督については、シャビ監督ほどの注目度がないとの見方がある一方で、解任となればクラブ内外で反発や波紋を呼ぶ可能性があることを認識しているとも伝えられている。

 この情報は、かつてシャビ監督のバルセロナ退任を事前に報じた実績のある情報筋からのもので、同氏は現在もシャビ監督陣営と密接な関係を保っているという。

 また、その憶測を後押しするかのように、シャビ監督は5月8日に世界的なメディア『The Athletic』のインタビューで「プレミアリーグで仕事がしたい」と発言している。「監督として復帰したい。しっかりとしたプロジェクトが欲しい。4年間取り組んで作り上げていくような、そういう仕事をしたい」と述べており、イングランドでの挑戦に明確な関心を示している。

 『FootballTransfers』によると、ニューカッスルが提示する中長期的なプロジェクトがシャビ監督の希望に合致しているようだ。また、監督人事を通じてシャビ監督に好感を持っいているとされる同クラブの主力FWアレクサンダー・イサクの引き留めにもつなげたい意図があるようだ。

 なお、シャビ監督の将来的な就任先の予測としてはプレミアリーグのマンチェスター・シティの名も挙がっているが、現時点で両者の間で交渉は確認されておらず、シャビ監督本人もより育成に焦点を置いたプロジェクトを求めているようだ。
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