浦和レッズ所属のブラジル人MFマテウス・サヴィオが、FIFAクラブワールドカップを控えるなか、将来的なブラジル移籍の可能性について語っている。

 ブラジルメディア『ランセ』で5月7日に掲載されたインタビュー記事によると、サヴィオは母国復帰の可能性を訊かれると、「サッカーの世界では、絶対にないとは言い切れない。
ブラジルでプレーしている素晴らしい友達をフォローしているからね」と完全否定しなかった。

 ただ一方で、柏レイソル時代も含めて、日本でのプレーについて 「(ブラジル復帰の可能性は)否定しないけど、僕は浦和へ移籍したばかりだ。7シーズンも日本で過ごして、ここの環境にかなり慣れている。キャリアの最高の時期を過ごしている」と満足感をあらわに。それでも「もし(ブラジル国内クラブからのオファーが)良いプロジェクトであり、誰にとっても良いことなら、戻らない理由はない」とコメントしている。

 現在27歳のサヴィオは、2019年7月から約5年半にわたり柏レイソルでプレー。2024シーズンにJ1リーグ戦で9ゴールを挙げると、同シーズン終了後に浦和へ完全移籍。新天地で副キャプテンを任せられるなど、チーム内で信頼を得ている。

 ブラジルメディア『ge』のインタビューでも「(浦和と)長期契約を結んだばかりで、短期的にはブラジルで再びプレーすることは考えていないけど、将来ブラジルへ戻る可能性は排除していないよ」と、将来的な母国復帰を示唆したサヴィオ。しばらく浦和でプレーするものとみられるが、どのタイミングで大きな決断を下すのか注目が集まる。
編集部おすすめ