明治安田J1リーグ第16節の清水エスパルス対町田ゼルビアが、5月11日に開催。DF林幸多郎(町田)がゴールを決める直前のキックオフのタイミングを巡り、山下良美主審に対する疑問の声が相次いでいる一方、元日本代表MF乾貴士(清水)による試合中の発言も話題を呼んでいる。


 0-1と清水ビハインドで迎えた前半アディショナルタイムの45+2分、乾は敵陣右サイドでセカンドボールを回収しようとした際、MFナ・サンホ(町田)を倒してファウルをとられる。すると、乾は右手を振り上げながら「どこがやねん。勝手にコケてるだけやろ」と、ファウルのジャッジに対して激しい口調で抗議。その後も二言三言異論を唱えるなどエキサイトしていたが、試合は町田のフリーキックで再開されている。

 このシーンでは、ヘディングのこぼれ球にナ・サンホが先に触った直後、乾がナ・サンホに身体を寄せたが、その際にナ・サンホは乾の左足に接触。乾はすかさず両手を上げてノーファウルをアピールしていた。

 インターネット動画配信サービス『DAZN』中継の集音マイクを通じて聞こえた乾の発言内容を巡っては、ネット上で様々な意見が噴出。同選手を思いやるコメントが寄せられる一方で、山下主審のファウルの判定基準にも注目が集まっている。

 なお、山下主審は66分、清水がFW北川航也がPKを決めて同点に追いついた直後のキックオフ再開のタイミングで話題に。清水はゴール直後、MF松崎快にかえてMF矢島慎也を投入しているが、同主審は矢島がポジションに着く前に試合を再開。町田は1分も経たないうちに、DF林幸多郎(町田)のゴールで勝ち越したが、このゴール直後に乾ら一部の清水所属選手は主審に詰め寄っている。
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