リバプール(イングランド1部)は、今季から指揮するアルネ・スロット監督体制で5シーズンぶりにプレミアリーグを制覇。しかし、来季に向けてイングランド代表DFトレント・アレクサンダー=アーノルドが今季限りで退団することが決定している。


 そのアレクサンダー=アーノルドは6歳の時にリバプールは下部組織に加わると、順調にステップアップしていき、2016年にトップチームデビュー。守備面では難を抱えていることもあったが、正確無比な右足のキックを武器にクラブ公式戦通算352試合に出場して23ゴール92アシストの成績を誇っている。

 レアル・マドリード(スペイン1部)への移籍が有力視されているアレクサンダー=アーノルドの去就についてスロット監督が言及。『ESPN』でファン同様にイングランド代表DFの退団が悲しかったとしながらも、選手の台頭を期待した。

 「リバプールが好きで、リバプールのファンである誰もがそうであるように、我々も彼の退団を残念に思っている。優秀な人間が退団するだけでなく、非常に悠々なサイドバックが退団するんだから。私もAZやフェイエノールトのような毎シーズン優秀な選手が退団するクラブで働いていたから、少しは慣れている。優秀な選手が退団すれば、次の優秀な選手が台頭してくる」

 なお、リバプールはアレクサンダー=アーノルドの後釜としてバイエル・レバークーゼン(ドイツ1部)に所属するオランダ代表DFジェレミー・フリンポンの獲得に興味を持っているとされている。プレミアリーグの連覇を目指す来季は既存戦力が台頭するのか、はたまた補強を敢行するのか注目が集まる。
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