日本代表FW町野修斗はブンデスリーガで2桁ゴールをアーク。所属クラブであるホルシュタイン・キールの2部降格により、2024/25シーズン終了後の移籍が決定的であるが、DF板倉滉所属のボルシアMG、MF堂安律擁するSCフライブルクなど、すでに複数クラブからの関心が報じられている。


 現地メディア『KN』が5月12日に伝えたところによると、ボルシアMG、フライブルク、それにMF佐野海舟所属マインツが町野を2025年夏の獲得候補にリストアップしているとのこと。ただ、プレミアリーグ所属の複数クラブも公式戦でスカウトを派遣するなど、同選手の獲得を検討しているだけに、争奪戦は必至だという。

 町野がステップアップ移籍する可能性については、2025年1月にリーグアン所属トゥールーズからの関心が報じられたが、実現に至らず。一方でドイツ紙『ビルト』は5月1日の時点で、ボルシアMGからの関心を報じるとともに、同選手とキールの契約期間が2027年6月までであることも紹介。「キールは2部降格の場合、町野の放出は必至」とした上で、「残留の場合でも移籍金はわずか400万ユーロ(約6億5,600万円)」と伝えていた。

 現在25歳の町野は、横浜F・マリノス、ギラヴァンツ北九州、湘南ベルマーレを経て、2023年夏に湘南からキールへ完全移籍。FIFAワールドカップ・カタール大会を最後に日本代表への招集から遠ざかってたが、2024/25シーズンのブンデスリーガ31試合の出場で11ゴール2アシストをマーク。欧州トップレベルでのパフォーマンスが評価され、2025年3月に代表復帰を果たしている。

 FW古橋亨梧(スタッド・レンヌ)やFW小川航基(NECナイメヘン)らと日本代表メンバー枠を争っている町野。2大会連続となるW杯代表入りを狙っているだけに、ブンデスリーガでの個人残留を選択するための環境が整いつつあるかもしれない。
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