スタッド・レンヌ退団が噂されるFW古橋亨梧は、6月のFIFAワールドカップ北中米大会アジア最終予選2試合(対オーストラリア代表、インドネシア代表)へ挑む日本代表に招集されず。W杯本大会への出場が危ぶまれるなか、イギリス国内ではスコットランド1部セルティックからレンヌ移籍が失敗との見方が広まっているほか、同選手の欧州5大リーグ挑戦と森保一監督との関係性が話題を呼んでいる。


 セルティックの専門サイト『セルティックスター』は5月23日、日本代表落選を受けて「古橋がセルティックからレンヌへ完全移籍したのは大きな間違い」とリポート。移籍の背景について「彼は北中米W杯でプレーするという夢を叶える可能性を高めるために、欧州5大リーグでプレーするよう、森保監督から言われた」「古橋は森保監督と同じ代理人に変えた」と伝えている。

 ただ『セルティックスター』は、同選手が6月のW杯アジア最終予選でメンバー入りしなかったことを悲観的に受け止めている模様。「彼は移籍したが全くうまくいかず、今や日本代表から完全に見放された。この夏にレンヌを退団する見込みだ」と伝えたほか、「古橋の状況は芳しくない。森保監督にとって、この2試合はW杯の代表メンバー選考に向けて古橋のプレーを評価する絶好の機会だったはずだ。しかし指揮官は国内に目を向け、Jリーグから若手の優秀選手を招集することを選んだ」と森保監督によるメンバー選考の意図にも触れている。

 レンヌと2027年6月までの複数年契約を結んでいる古橋の去就を巡っては、4月の時点で代理人が欧州で移籍先を探している可能性が報じられているほか、ブンデスリーガ所属クラブが獲得に興味を示している可能性もあるという。

 また、レンヌのハビブ・ベイェ監督は古橋に対する直接的な言及こそ避けたものの、5月10日のリーグ戦を前に「退団を希望する選手の意見には耳を傾けるべきだし、このタイプの選手とはあまり長い時間をかけない」とコメントしていた。
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