一時は今季のラ・リーガ首位に立ちながらも、最終的に3位となったアトレティコ・マドリード(スペイン1部)は、今夏に守備強化を画策。そのメインターゲットはトッテナム・ホットスパー(イングランド1部)でプレーするアルゼンチン代表DFクリスティアン・ロメロだとされている。


 しかし、トッテナムは今季のプレミアリーグでこそ17位と低迷したが、ヨーロッパリーグ(EL)を制して来季のチャンピオンズリーグ(CL)出場権を獲得。アンジェ・ポステコグルー監督も「ロメロは残すべき」と主張するなど、トッテナムは手放すつもりはないようだ。

 スペイン『アス』によれば、アトレティコはロメロの獲得に向けて移籍金4500万ユーロ(約73億5,000万円)を準備しているが、トッテナムは移籍金6000万ユーロ(約98億円)を求めているという。同選手の獲得交渉が難航した場合は、代替案として関心を示しているバイエル・レバークーゼン(ドイツ1部)でプレーするエクアドル代表DFピエロ・インカピエ(23)にターゲットを切り替える方針だという。

 昨夏にもインカピエの獲得に興味を持っていたアトレティコは左利きであり、センターバックでも左サイドバックでもプレー可能なポリバレント性を評価しているという。また、選手本人もアトレティコからの関心を把握しており、移籍に前向きな姿勢を示しているようだ。

 ただ、今季もブンデスリーガ32試合に出場して2ゴールを記録したインカピエと2029年夏まで契約を結んでいるレバークーゼンは移籍金5000万ユーロ(約81億7,000万円)を求めているとのこと。守備再建を目指すアトレティコはどのような補強を敢行するんだろうか。
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