柏レイソル在籍時にJ1リーグ得点王とJリーグMVPのタイトルを獲得したケニア代表FWマイケル・オルンガは、2025年5月末にカタール1部アル・ドゥハイルSCを退団。Jリーグ復帰待望論が相次ぐなか、FIFAクラブワールドカップ参戦の浦和レッズが移籍先候補に挙がっているという。


 ケニア関連のサッカー事情に詳しいスポーツコンサルタントであるオレ・テヤ氏は30日に「ケニア代表のキャプテンであるオルンガは、Jリーグ復帰の可能性がある。彼の獲得に興味を示していると言われているクラブのひとつが、浦和レッズだ」とリポート。浦和からの正式オファーや同クラブとの交渉の有無には触れていないが、「浦和はアメリカで行われるクラブW杯に出場する」と綴っている。

 オルンガの去就を巡っては、中東メディア『365スコア』が28日、UAE移籍の可能性がないとした上で「彼は別の経験を求めており、数週間以内に発表する予定」と報道。クラブ名こそ明かしていないが、移籍先について「彼にとってエキサイティングなものになるだろう」と伝えていた。

 現在31歳のオルンガは、2018年8月から2シーズン半にわたり柏に在籍。絶対的ストライカーとして、J1昇格に貢献したほか、2020シーズンにはJ1リーグ戦で28ゴールを挙げ、J1リーグ得点王とJリーグMVPのタイトルを獲得。2019年のJ2最終節で、京都サンガから8ゴールを奪うなど、規格外のパフォーマンスでファン・サポーター等の注目を集めた。

 アル・ドゥハイルSCでは2021/22シーズン、2022/23シーズンと2年続けてカタール1部の得点王に。2023年2月のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)決勝トーナメント1回戦で、日本代表DF谷口彰悟とピッチで対峙したことにより話題を呼んだほか、2024/25シーズンもリーグ戦19試合の出場で12ゴールをマーク。在籍4年半で通算130ゴールを挙げてクラブに別れを告げた。

 なお、浦和はクラブW杯参戦により、最低でも参加賞金額の955万ドル(約14億3,000万円)を受け取ることが決まっている。
以前からスター選手の獲得が期待されているが、世界最高峰の舞台を前にJリーグで実績のある大物ストライカーを迎え入れるのだろうか。
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