Courtesy of POLA
森に誘われ、深淵へと進む体験
1階に足を踏み入れると、訪れる人を迎えるのは「フローラの森」と名づけられた象徴的な空間です。不完全な対称性を持つ七角形の柱が林立し、生命を育むゆらぎを宿しながら外と内の世界をつなぎます。壁面から降り注ぐ柔らかな光と心地よいサウンドが重なり、一期一会のアートのように変化を繰り返す場へと変貌。日常の喧騒から離れ、自己との対話を促す空間の中で、ポーラのプロダクトとの新たな出会いが待っています。

その有機的な世界は地下1階へと続きます。完全個室のエステティックフロアでは、木漏れ日や土の温もりを思わせる香りと光に包まれながら、心と体を解き放つトリートメントが展開されます。ポーラ化成工業の独自技術を応用した「リセンススキャン」によって顔の状態を可視化し、気分や身体感覚に寄り添うカウンセリングから始まる施術は、オリジナルマスクによるフェイシャルケア、ラジオ波を用いた温感ボディケア、さらにフットバスを備えた安らぎの時間へと誘います。自然に抱かれるような心地よい刺激と深い安らぎが交互に訪れる、まさに「潜在美意識」への旅がここから始まります。
妹島和世が描く“フローラの森”

空間全体プロデュースを担ったのは、プリツカー賞を受賞した世界的建築家・妹島和世。金沢21世紀美術館やルーヴル・ランス別館などで知られる彼女は、都市と自然の境界を揺るがす造形を追求してきました。本プロジェクトでは七角形の柱を有機的に配置し、銀座の中心に「森」を呼び込みました。
渋谷慶一郎のサウンドインスタレーション

音楽・音響プロデュースしたのは、テクノロジーと芸術を架橋してきた作曲家・渋谷慶一郎。AIを用いた作品やオペラ『THE END』で注目を集めてきた彼は、この空間に“呼吸する音”を仕掛けました。時間とともに変化し続ける音が建築に溶け込み、来訪者の動きや存在と共鳴。視覚と聴覚が重なり合い、都市の中で自然のリズムを感じさせる没入的な体験をつくり出します。
豊久将三が描く“光の詩”

ライティングデザイナー・豊久将三は、硬質な素材の中に柔らかな光を忍ばせ、空間に時間の深みを与えました。光は建築に寄り添いながら変化を続け、来訪者の感覚を穏やかに揺り動かします。妹島の建築と渋谷の音に重ねられた豊久の光は、場をより詩的で親密なものへと昇華しました。
和泉侃による“香の痕跡”

調香師・和泉侃は、自然や記憶に根ざした独自の香りで知られるクリエイター。ここで彼が手掛けたのは、強く主張する香りではなく、空間に静かに漂い、心と身体に刻まれる“痕跡”としての香りです。光や音と重なり合うことで、香りは単なる嗅覚体験を超え、空間そのものの記憶として訪れる人の心に残ります。
次世代フラッグシップに息づく美意識
「ポーラ ギンザ」は、銀座の新しい象徴として、また日本発の美意識を世界へ発信する舞台として誕生します。
【ポーラ ギンザ 概要】
オープン日: 2025年12月12日(金)
※エステ予約は、11月1日(土)よりWEB予約システムにて受付開始予定
営業時間:10:00~20:00
住所: 東京都中央区銀座1-7-7
交通:東京メトロ銀座線・丸ノ内線・日比谷線 銀座駅 A9番出口徒歩6分
東京メトロ有楽町線 銀座1丁目駅 7番出口すぐ JR有楽町駅 京橋口改札徒歩5分
お問い合わせ:
ポーラお客さま相談室
TEL 0120-117111