スタイリストや美容師、モデルなどファッションの業界人向けにデザイナーズブランドのレンタルを行う会員制のオンラインサービス「ストクロ(STOCLO)」が、アップサイクルプロジェクト「オニュー(#ONEW)」を始動した。プロジェクトを通じて製作したアイテムの展示販売会を9月26日まで渋谷で開催している。
ストクロは、古着のリサイクルなどを手掛けるブラーノ(BRANO)が今年2月に立ち上げたレンタルサービス。公式サイトを通じて、「ヨウジヤマモト(Yohji Yamamoto)」や「コム デ ギャルソン(COMME des GARÇONS)」といった国内ブランドのほか、「ディオール オム(DIOR HOMME)」や「ラフ・シモンズ(RAF SIMONS)」などのアイテムをレンタルすることができる。
新プロジェクトは、同社代表取締役である野中諭氏の「服の廃棄量を減らすこと」と「クリエイターを支援すること」を理念に掲げてスタート。消費者から回収したハイブランドの古着にアーティストやクリエイターが手を加えることで、付加価値を高めたという。初回はロンドン出身のアーティスト ポール・ウッズ(Paul woods)やWojtek、覆面アーティストのIkasama、Kotaro Yamadaらが参加し、全15型のアイテムを製作。アイテムの紹介ページにはアーティストのほか、古着の提供者の名前を記載し、アップサイクルな繋がりを可視化している。
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