繊維ファッション産学協議会が6月9日、「2016年度 Tokyo 新人デザイナーファッション大賞」プロ部門の最終審査会を開催し、ビジネス支援を受ける11の入賞ブランドを発表した。審査員から最高得点を獲得した「ミーンズワイル(meanswhile)」を手がけるデザイナー藤崎尚大には東京都知事賞が贈られた。




「新人デザイナーファッション大賞」プロ部門発表の拡大画像を見る

 「Tokyo新人デザイナーファッション大賞」は、1984年にオンワード樫山が創設した新人デザイナーを発掘するファッションコンテスト。プロ部門の受賞者は、「CREATORS TOKYO」の一員として国内外の展示会やショールーム出展、ショーの開催、商品企画のディレクション、商標登録や経営に関する相談など、様々なビジネス支援を最長3年間に渡って受けることができる。


 今年度のプロ部門には25組の応募があり、基準を満たした15ブランドが最終審査に進出。8人の審査員にプレゼンテーションし、創造力と独創性、そして事業の発展性などの総合評価により入賞デザイナーが決まった。選出されたのは「ミーンズワイル」の藤崎尚大をはじめ、「コイ(KOI)」の小井庸嗣、「ノントーキョー(NON TOKYO)」の市毛綾乃、「シンヤ ヤマグチ(Shinya yamaguchi)」の山口真弥、「ユキ フジサワ(YUKI FUJISAWA)」の藤沢ゆき、「リエカイノウエヌー(RIEKA INOUE GNU)」の井上里英香、「ヘルマフ アンド ロディタス(HELMAPH & RODITUS)」の樋口公博、「イン(IHNN)」の印致聖、「リュシオル ジャンピエール(LUCIOLE_JEAN PIERRE)」の大塩純平、「メグミウラ(MEGMIURA)」の三浦メグ、「ネイプ(NAPE_)」の山下達磨の11人。審査員からは「それぞれ独創性が際立っていた」「世界的な経済の変化に影響されないようなブランドの強みを持って欲しい」「ピースごとのレベルの差があったが、ひとつの世界観にまとまっていたブランドを評価した」といった総評が挙がった。


■Tokyo新人デザイナーファッション大賞:公式サイト