祝日明けの東京市場は、米国株の大幅上昇を受けて、買い優勢で取引を開始した。日経平均は寄付きから取引時間中の史上最高値(3月7日の40472.11円)を更新。
大引けの日経平均は前営業日比812.06円高(+2.03%)の40815.66円となった。東証プライム市場の売買高は22億1465万株、売買代金は5兆9014億円。セクター別では、パルプ・紙、銀行業、卸売業、輸送用機器、保険業などが上昇した一方、海運業、陸運業、食料品の3セクターのみ下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は67%、対して値下がり銘柄は29%となっている。
日経平均採用銘柄では、米半導体メモリのマイクロン・テクノロジーが決算を材料に時間外取引で急伸したことから、東エレク<8035>が後場一段高で日経平均を200円超押し上げた。また、東京電力HD<9501>は、資源エネルギー庁長官が新潟県知事を訪ね「柏崎原発再稼働へ理解を要請」と伝わったことで買われた。このほか、千葉銀行<8331>、ネクソン<3659>、ニデック<6594>、三井物産<8031>、三菱重工<7011>が上昇。
一方、日本郵船<9101>、商船三井<9104>、川崎汽船<9107>の海運大手がそろって売られたほか、サッポロホールディングス<2501>、DOWAホールディングス<5714>、ファナック<6954>、JR東日本<9020>がさえない。