フレアス<7062>は14日、2024年3月期連結決算を発表した。売上高は前期比24.6%増の57.10億円、営業利益は同647.5%増の1.10億円、経常利益は同78.6%増の1.26億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同84.6%増の0.58億円となった。


マッサージ直営事業の売上高は35.25億円(前期比8.9%増)、セグメント利益は9.99億円(同29.7%増)となった。新型コロナウイルス感染症の影響が減少した結果、増収増益となった。

マッサージフランチャイズ事業の売上高は8.89億円(同25.9%増)、セグメント利益は2.24億円(同4.9%増)となった。新規事業を検討している法人への営業活動を強化したこと等で「フレアス在宅マッサージ」フランチャイズの新規加盟数が58件あり、当連結会計年度末における加盟店数は328拠点(前年同期末比9.7%増)となった。

施設系介護サービス事業の売上高は8.78億円(同341.3%増)、セグメント損失は2.85億円(前年同期は1.79億円の損失)となった。看護小規模多機能型居宅介護事業においては、2024年3月に看護小規模多機能新潟江南の開設により、拠点数が8拠点となった。
既存施設においては、地域の医療機関等への営業活動の強化等により、登録利用者数が増加し、売上高が増加した。また、ホスピス事業においては、2023年12月にメディカルケアホーム元橋本を開設し、拠点数が3拠点となった。事業譲受けにより2023年3月にサービスを開始したメディカルケアホーム四日市も順調に稼働している。一方で、看護小規模多機能型居宅介護事業及びホスピス事業の新規開設のための費用が先行して発生した。

その他の事業の売上高は4.16億円(同5.9%減)、セグメント利益は0.21億円(前年同期は0.00億円の損失)となった。訪問看護事業は、地域の医療機関及びケアマネジャーに対する影響の強化及びマッサージ直営事業拠点との共同営業を推進することで、同社グループの認知活動を推進した。
2023年3月に1拠点閉鎖したことにより、当連結会計年度においては、売上高は減少したが、コスト抑制等によりセグメント収支は黒字に転換した。

2025年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比41.2%増の80.62億円、営業利益が同81.2%増の2.00億円、経常利益が同37.1%減の0.79億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同38.5%減の0.35億円を見込んでいる。