投資家の慎重スタンスが強まる流れ。
業種別では、消費関連の下げが目立つ。スーパーの永輝超市(601933/SH)が8.9%安、チーズ生産の上海妙可藍多食品科技(600882/SH)が5.4%安、家具の欧派家居(603833/SH)が3.5%安、自動車の上海汽車集団(600104/SH)と酒造の舎得酒業(600702/SH)がそろって3.4%安、家庭用品の喜臨門家具(603008/SH)が1.7%安で引けた。
不動産株もさえない。
半面、ハイテク株は物色される。フラッシュメモリー中国大手の北京兆易創新科技(603986/SH)が8.8%高、スマートシティ関連の雲賽智聯(600602/SH)が7.1%高、光電ガラス表面処理の江西沃格光電(WGテック:603773/SH)が6.2%高、スーパーコンピューター世界大手の曙光信息産業(603019/SH)が6.1%高で取引を終えた。新興ハイテク株もしっかり。ハイテク・スタートアップ企業向け市場「科創板」では、主要50銘柄で構成される「上証科創板50成分指数(Star50)」が1.2%逆行高している。そのほか、通信株、空運株の一角も買われた。
外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.74ポイント(0.27%)高の272.62ポイント、深センB株指数が5.12ポイント(0.42%)安の1221.60ポイントで終了した。
亜州リサーチ(株)