ジグヘッドにワームを装着したリグ=ジグヘッドリグを用いれば、さまざまな魚を釣ることができます。

バスやシーバス・ヒラメ・メッキなどが該当しますが、何といっても人気バツグンなのが、アジングで狙うアジ。

ここでは、アシング用ジグヘッドについて、分かりやすく解説します。

ジグヘッドってどんな仕掛けなの?

ジグヘッドとは、端的にいえばフックのことです。

ただし、ラインアイに近い部分にオモリが付いている特徴を持っています。

フックとオモリが一体化していることで、とてもシンプルな釣り専用仕掛けとなるわけです。

そこにコンパクトサイズのワームを装着すれば、それだけでアジングゲームに活用できる仕掛けの出来上がり。

こんなにカンタンな釣り仕掛けは、他ではほぼ見かけませんから、釣り初心者の人でもアシングゲームなら始めやすいのです。

それではアジング用ジグヘッドの種類について、詳しく説明しましょう。

①ラウンドタイプ

ジグヘッドのオモリの部分が、丸型=ラウンド形状になっているものがあります。

このタイプは、キャストして着水させてから、じっくりと水に絡めてフォールさせていく釣り方に向いています。

フォール中の姿勢や揺れなどが、アジを必要以上に警戒させることなく、その結果バイトに結び付きやすい特徴を持っています。

実際にフォールさせながら、ロッドティップを立てて軽くシャクリを入れると、ジグヘッドの動きに追従してワームがクネクネとアクションします。

その生命感溢れる動きが、そばにいるアジを惹き付け、最終的に食い付かせることになるのです。

フォールを続けて着底させてしまうのも有効で、ボトムに立たせたまま放置したり、リフト&フォールを繰り返したりして、アジを誘ってみましょう。

②ダートヘッドタイプ

まるで矢じりのようなデザインのダートヘッドタイプなら、水を受ける面が広いので、左右にスライドダートしながら泳いでくれます。

キャストして着水、しばらくフォールさせてからロッドティップを立てて、リトリーブを開始します。

ジグヘッドのオモリ部分がロングノーズなデザインになっていて、水を受けやすくなっています。

小魚がアジに追われると、一直線に逃げながらも時折左右へかわそうとしますから、それと同じようなアクションを演出できることに。

ラウンドタイプのようにリフト&フォールで層を変えるのではなく、横方向に同じ層をトレースするイメージでスイミングさせると、狙った層にいるアジを効率よく釣っていくことが可能でしょう。

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出典:アマゾン

フックの先端が斜め上を向いているジグヘッドがあるってホント?

アジング用ジグヘッドの、フックポイント部分にも注目しましょう。

他の釣り方で用いるジグヘッドと異なるのは、フックゲイブが開いていて、斜め上を向いているものが存在することです。

これはイレギュラーで曲がってしまっているのではなく、ジグヘッドがアジの口に吸い込まれた際に、その上アゴを素早く貫通するための工夫なのです。

ゲイブを開き気味にすれば、フックポイントはまさに上アゴ目掛けて真っ直ぐに動くことに。

そうすれば、少しのフッキングパワーを加えるだけで、アジをとらえることができます。

スタートラインは1gを使いこなすところから!

アジング用ジグヘッドの重さについて、1gがベースになることを覚えておきましょう。

1gあれば、キャストに必要な最低限の飛距離は確保できるからです。

しなやかなロッドや極細ラインを用いれば、もっと軽いジグヘッドでも飛ばせるようになりますが、慣れるまでは1gジグヘッドにワームを装着して、キャストの練習をしましょう。

フォール中のアタリまで取れるようになれば、もっと軽いジグヘッドにもチャレンジしてください。

アジが違和感なく口に吸い込んでくれるのは、軽いジグヘッドのほうが有利です。

それを体感するためにも、1gの壁をきっちり超えられるように釣り込んでみましょう。

アジング用ジグヘッドを分かりやすく解説している動画はこちら!

出典:YouTube

アジングをマスターするのに使ってみたいおすすめタックルを選んでみた!

それではアジングゲームを楽しみながらマスターするのに適している、おすすめのタックルをご紹介しましょう。

ジグヘッドリグをメインにキャストするなら、細くてしなやかなショートレングスのスピニングロッドがベストです。

スピニングリールは2000番クラスで、0.3号前後のPEラインやエステルラインを100m以上巻けるものがいいでしょう。

【2022年度版】アジング用ジグヘッドの選び方特集!

Gamakatsu(がまかつ) 24653 ラグゼ 宵姫 爽 S53FL-solid

人気のがまかつアジングゲーム用アイテム・宵姫シリーズの、ショートレングスなスピニングロッドです。

全長は161.5cmと、取り回ししやすい長さに設計されています。

予定自重は、たったの45gしかありません。

継数は2本で、仕舞寸法は85cmと短めですから、クルマへの積み込みや釣り場への持ち運びはとても便利でしょう。

適合するルアーウェイトは、0.1gから2gまで。

これなら1gのジグヘッドを柔軟にキャストして操ることができます。

適合するラインは、モノフィラメントラインなら0.8lbから1.5lb、PEラインなら0.1号から0.3号までです。

カーボンソリッドティップを搭載していて、軽いものをきっちり飛ばせる機能を持っています。

実際に手に取ってみると、とても軽くてしなやかなブランクスに仕上がっている印象です。

振ると曲がり込みがキツめで、ブレの収束は意外と早めの味付けです。

連続してキャストを繰り出すのに向いていますし、各ガイドにラインが絡んでしまうようなトラブルはほぼ皆無でした。

グリップが細身で握りやすいですから、安定したロッドワークを繰り出せるでしょう。

実売価格は2万円台と、がまかつのロッドシリーズの中では購入しやすい価格帯に収まっています。

アジングゲームはもちろん、メバリングやメッキゲームなどにも転用できるので、幅広く使ってジグヘッドリグを操れるようになりたいものです。

【2022年度版】アジング用ジグヘッドの選び方特集!

ダイワ(DAIWA) スピニングリール 20 クレスト LT2000 (2020モデル)

ダイワの汎用型スピニングリール・クレストの2000番モデルです。

浅溝スプールの付いた2000Sモデルも用意されているので、極細ラインを巻いて使いたい人はそちらを選んでみましょう。

ギア比は5.2対1ですから、ハンドル1回転につき68cmのラインを巻き取ることができるようになっています。

最大ドラグ力は5kgで、標準自重は215gと軽め。

ハンドルの長さは45mmで、ラインキャパはモノフィラメントラインなら4lbを150m、PEラインなら0.6号を200m巻けます。

ボールベアリングは、4個搭載しています。

実際に手に取ってハンドルを回してみると、滑らかな巻き心地を味わえるようになっています。

ローター回転もきっちり追従し、ドラグレスポンスも合格点といえるでしょう。

実売価格は5千円以下と、とても低価格な設定に収まっています。

アジングゲームはもちろん、さまざまなライトソルトウォーターゲームを実践したいなら、とても役に立ってくれる1台となりそうです。

使用後の水洗いメンテナンスは必須で、しっかりと塩気を取り除いておくと、次回の釣行でも快適な釣りを約束してくれるでしょう。

ジグヘッドの特徴を理解してアジングゲームを楽しもう!

ジグヘッドの特徴や使い方、おすすめのアジングタックルを取り上げましたが、いかがでしたか?

まずは、ボトムを取ってラインテンションを張れるようになることが大切です。

ボトムからスタートして、ジグヘッドリグを意図した層で漂わせることができたら、アジングゲームがより一層楽しくなってきます。

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