
闘病中だった。「家族みたいにしてくれた。自分は師匠はいないけど、師匠みたいな、父親のような人。弱いときから練習を見てくれた」と恩は尽きない。
「郡山さんは、グランプリをストで走れなかったんです」。1989年、賞金アップを求める選手会と施行者側の折り合いが付かず、年末のGPは中止。「そのときできなかったことを、自分に託してくれた。だから何としてもグランプリに連れて行きたかった」と若き日を振り返った。
古性は2021年、初のGP出場を優勝で飾った。「泣いて大喜びしてくれました。その後もグランプリには毎回見に来てくれた。
優勝したいと思うのはみな同じ。だが今回、その思いの強さが古性に勝る選手はいないはず。「笑われないように力を出し切りたい」と、追悼Vへ全力を尽くす。
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逝去のした郡山久二さんへ優勝を届けたい古性優作