みなさんは“未利用魚”という言葉を知っていますか?

未利用魚とはサイズや漁獲量、知名度などが理由で価値がつかず、市場に出回らない魚を指します。

近年これを有効活用しようという声が高まってきており、群馬県のホテルは来月から始まるイベントでエゾメバルという魚を使用したメニューの提供を開始すると発表しました。



今回は未利用魚とホテルの取り組みについて詳しく見ていきたいと思います。

未利用魚って何?食べないなんてもったいない!

未利用魚というのは水揚げされても価値がつかず、市場に出回らない魚のことです。

価値がつかない理由はさまざまあり、

・サイズが規格に合わない
・漁獲量が出荷の基準を満たしていない
・知名度が低く、売れる見込みがない
・トゲや毒があり、扱いづらい
・鮮度が落ちるのが早い

などが挙げられます。

しかし未利用魚の中には食味の良いものも多いため、最近では有効活用しようと考える企業や飲食店が増えてきました。

このような動きはフードロスの削減や食料自給率の向上に繋がると高く評価されています。

未利用魚についてもっと詳しく知りたい方はこちら

ホテルバイキングで未利用魚を使用したメニューが登場

未利用魚を活用する動きはホテルレストランにも広がってきています。

群馬県高崎市にあるホテルメトロポリタン高崎で8月21日(日)から開催されるトワイライトサマーバイキングでは未利用魚のエゾメバルを使用したメニューが提供されます。

エゾメバルは主に北海道で水揚げされる魚です。



食味が良く幅広い料理が楽しめるのですが、漁ではメインターゲットとして認識されていないため、大量に獲れても流通しません。

このエゾメバルを食材として活用することで、食品ロス削減に貢献しようというのがイベントの狙いです。

提供されるメニューはエスカベーシュ(フレンチ風南蛮漬け)、コトリヤード(ブルターニュ地方の魚料理)、ソテ、オーブン焼き、天ぷらなど多岐にわたります。

エゾメバルを図鑑で見る!

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釣り人のみなさんも未利用魚の未来を変える力を持っています

今回は未利用魚についてお伝えしました。

未利用魚として扱われる魚の中にはアイゴやカナガシラなど、みなさんが釣りでよく出会う魚もいます。

釣った魚を食べておいしさを知り、他の人にその魚の魅力を伝えれば、少しずつ未利用魚を減らせるのではないでしょうか。

さまざまな魚が触れられる釣り人の特権を、ぜひ社会貢献に活かしましょう。

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