レビュー

コンタクトレンズの起源は今から500年前。あのレオナルド・ダ・ヴィンチが原理を発見したといわれている。

その後、何度も改良が重ねられ、現在の形へと進化してきた。日本コンタクトレンズ協会{{/link}}によると、日本だけでも2000万人弱のユーザーがいると推定され、多くの人に親しまれているコンタクトレンズだが、扱い方や選び方を熟知している人は意外に少ない。
ECサイトを通じてコンタクトを販売する株式会社パレンテで代表を務める著者は、日頃から正しいコンタクトレンズの使い方を知らずにいるユーザーが気になっていたという。異業種から転身し、13年前からコンタクト業界に身を投じた著者は「まずは商品について誰よりも詳しくなりたい」と考え、さまざまなメーカーや眼科医に相談。話を聞いていく中で、実際に200件以上のコンタクトを試し、つけ心地を確認しているほどだという。そんな著者が、コンタクトユーザーに加え、これからコンタクトを使用したいと考えている人に向けた基礎知識や情報をまとめているのが本書だ。
現在コンタクトを使っている人、これから使う可能性がある人、子どものコンタクト購入を検討している人に特に本書をおすすめしたい。何気なく選んでしまいがちなコンタクトについて理解を深め、自分に合ったものを選ぶことが、QOL向上につながると感じさせてくれる一冊だ。

本書の要点

・コンタクトを選ぶ際には、1週間ほど装着して様子を見て、違和感なく装着できているかを確認すべきだ。少しくらい大丈夫だろうと放置せず、快適さを優先しよう。
・最初はルールを守ってコンタクトを使っていた人でも、慣れてくると扱いが雑になっていくことは少なくない。目を大切にするために、今一度コンタクトの正しい扱い方を確認しよう。


・次世代のコンタクトとして、「ARコンタクト」や「オルソケラトロジーレンズ」などの技術が注目されている。



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