顔相鑑定士の池袋絵意知です。今回は11月4日から公開中の映画『窓辺にて』に出演している女優・中村ゆりさん。


主演の稲垣吾郎さんがフリーライター市川茂巳を演じ、中村ゆりさんはその妻で編集者の紗衣を演じています。

「喜怒哀楽の4つでは収まりきらないような」複雑で繊細な人間の感情を表現した映画となっています。

■『パッチギ!』でブレイクする前

中村ゆりは「クールでちょっと近寄りがたい雰囲気の美人顔」:顔相鑑定(180)
中村ゆり


2007年に公開された映画『パッチギ! LOVE&PEACE』で、2007年度全国映連賞女優賞などを受賞し、女優としてブレイクして中村ゆりさん。

『ASAYAN』(テレビ東京)で、アイドルデュオ「YURIMARI」としてデビューしたあの美少女が女優になっていたことに驚きましたが、その後も多くの映画やテレビドラマに出演して活躍しています。

今回はアイドル時代から22年が経過し、40歳となった中村ゆりさんの「変わったところ、変わらないところ」を中心に見ていきます。

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■上昇眉と触覚眉のアイドル時代

大きく変わったところは目元の角度です。アイドル時代は目がツリ上がっていて、眉が極端に上がった「上昇眉」をしていました。どちらも積極性、我の強さ、上昇志向を表す、野心家に多い顔相です。


また、細く整えていたのは神経質で多感な性格を表し、眉山をはっきり作った角張ったコーナー眉にしていたのは頑固で主張を曲げない性格を表していました。

ただ、「上昇眉」も昆虫のような「触覚眉」も中村ゆりさんがアイドルデビューした1990年代後半から2000年代前半にかけて流行していたメイクだったのです。

中村さんと同い年で、同じくアイドルとしてデビューした深田恭子さんも当時は「上昇眉」と「触覚眉」をしていました。

■眉メイクを変えると心も変わる

それが今ではほぼ平行で眉尻を少し下げた眉になり、目は目尻が柔らかく垂れ下がってタレ目のようになってきました。特に目は、柔軟性や協調性のある非常に魅力的な大人の女性の目に変わりました。

眉や目が下がるのは、どちらも加齢によってなりやすい変化ではありますが、顔と心は相互に関係しあっていること、そして、それぞれのパーツは連動しているのもその理由です。

眉メイクを変えることによって目の表情が変わり、顔全体の雰囲気、そして心まで変わっていったのだと思います。


■完璧すぎる顔の配置と白い肌

変わらないところはパーツの配置で、平均型の非常に整った美形のバランスをしています。悪い印象がもたれにくく安心感はあるけれど、没個性になりやすく、私生活が見えにくいタイプです。

肌の白さも10代から変わらない点です。女性が白い肌を求める「美白」について簡単に解説すると、「白はもっとも明るい色だから美しい」と言うことができます。

しかしながら「白色」の心理的効果は、「完璧主義」「緊張感を与える」印象もあり、それは同時に「突き放す」冷たい印象になることもあります。

中村ゆりさんの「クールでちょっと近寄りがたい雰囲気の美人顔」は、完璧すぎる顔の配置ときれいな白い肌からくるものだとわかりました。


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(文/fumumu編集部・池袋絵意知