プロ野球が開幕。球場での観戦を楽しみにしている人も多いだろうが、観戦にはキンキンに冷えた生ビールはつきもの。
最近は、その可愛さが話題となってタレントデビューする子も多く、球場の売り子は、実は隠れた“アイドルの登竜門”ともいわれている。そのきっかけとなったのは、かつて“美しすぎる売り子”として注目され、デビューを果たしたおのののか。当時はおの目当てで東京ドームに足を運ぶファンもいたという。
売り子と話したいがために、何杯もビールを飲む人もいる。しかも写真撮影もOKで、ツーショット撮影もできてしまう。
おの以降も多くの子が人気となった。出身地の横浜にあるハマスタで売り子をしていたほのかは、売り子をきっかけに本格的に芸能活動をスタート。櫻坂46加入前の大学生の時売り子をしていたのは菅井友香(現在はグループを卒業)。菅井はアルバイト先だった東京ドームで、自身の卒業コンサートを開催した。
アイドルやタレントばかりでなく、女子アナにも売り子経験者がいる。久野静香(元日本テレビ)は大学時代に大好きな野球に触れたくて売り子を開始。上村彩子(TBS)は、おのののかと同時期に東京ドームで売り子をしていて人気も高かったそうだ。野球好きの池谷実悠(テレビ東京)は、大学進学と同時期に就職直前まで、売り子をしていたという。
アイドルからUターンする例も
一方、これまで芸能活動前に売り子をやる例がほとんどだったが、アイドルを卒業してから売り子になるケースもある。
甲子園球場で売り子をやっていた上枝恵美加(元NMB48)は、NMB48加入直後に売り子を引退。NMB48卒業後はタレント活動をしていたが、まさかの売り子にUターン。当時のNMB48ファンから目撃情報が寄せられた。地方で活動していたアイドルが、グループ卒業後に地元のスタジアムで働くという傾向もある。SKE48を卒業した中村優花はナゴヤドーム(現バンテリンドーム)で、岡本尚子はHKT48卒業後にヤフオクドーム(現福岡PayPayドーム)、STU48を卒業した星乃まりなは、芸能活動をしながら地元のマツダスタジアムで売り子をやっているそうだ。
要するに、スタジアムには、アイドルの卵から元アイドルまで、とにかく可愛い子がいっぱいいるということ。ぜひ球場に会いに行ってみてはどうだろうか。あなたのお気に入りの「推し」が見つかるかもしれない。
(ブレーメン大島/プロアイドルヲタク)