9日午後、静岡県警掛川署から静岡地検浜松支部に移送されたのが、俳優の広末涼子容疑者(44)。


 広末は、新東名高速道路でを乗用車を運転中に大型トレーラーに追突する事故を起こし、搬送先の病院で看護師を蹴るなどして、8日未明に傷害容疑で逮捕された。

逮捕直後から指摘されていたのが精神の不安定さで、その状態はその後も続いていたという。


 捜査関係者によると、被害者の運転手が軽傷だったこともあり、広末がこれを認めた場合、身柄拘束を伴わない任意捜査となる可能性もあった。しかし、釈放されず、検察官が勾留請求し、裁判所がそれを認めれば、10日間の勾留となる見通しとのこと。


「通常は逃亡や証拠隠滅の恐れがあった場合に勾留されますが、広末容疑者の場合、精神的に錯乱状態で釈放したら何を起こすかわからないため、身柄をおさえているという見方がされています」 


 現地の取材記者はこう話す。広末はかねて「奇行」で知られているが、かつての危なっかしさがまたぶり返していたという証言もある。


■「ガッツリお薬飲んで今日も一日頑張ります!」


「新東名高速道路の上り線、掛川近くの粟ケ岳トンネルで事故を起こす前に立ち寄っていた浜松市内のサービスエリアで、見ず知らずの人に近寄って『広末でーす』などと話しかけていたといいます。広末はこのサービスエリアでマネジャーの男性と運転を交代した後に事故を起こしている。逮捕後の取り調べに対し、体を丸めて聴取を拒んでいたとも伝えられますが、薬物検査の実施には拒絶し、『私は病気じゃない』と絶叫したそうですが、何かの薬を服用した可能性がある」と、前出の記者は話す。


 事故直前の奇行といい、何かしらの薬を服用していた可能性も否定できない。広末を知る芸能関係者はこう言う。


「不倫騒動からの独立、社長業と育児の両立と多忙な日々を送るなか、ファンクラブ向けのSNSで複数の薬の服用を打ち明けています。3月には喘息や咳などの体調不良に悩まされ、抗生物質などを処方されたことを発信し、『ガッツリお薬飲んで今日も一日頑張ります!』とコメントまでつけていた。

これらを踏まえると、薬の過剰摂取であったとしても、不思議じゃないでしょうね」


 前夫のキャンドル・ジュン氏はかつて、「2年に1回くらい」の割合で、広末は心の安定が崩れることがあると発言している。その当たり年だった可能性も報道陣の間で取り沙汰されている。


 体調面で不安を抱えている一方、時々ハイテンションになるなど、またぞろ「奇行」に及んでいたことが事件の背景にありそうだ。


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 広末涼子はその都度、精神のバランスを崩してきた。関連記事【もっと読む】広末涼子容疑者『きもちくしてくれて』不倫騒動から2年弱の逮捕劇…前夫が懸念していた“心が壊れるとき”…では、元夫のキャンドル・ジュン氏が指摘していた広末の特徴について伝えている。


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