来年5月末の活動終了を発表したアイドルグループ「嵐」は、解散ライブツアーを来春実施する。嵐が観客動員したライブは、2018、19年にデビュー20周年記念の5大ドームツアー以来。
「20年の年末で活動休止してから4年半。20年に行われた国立競技場、東京ドームの公演はいずれも無観客ライブ配信だったため、ようやく生で見られることになったものの、嵐が見納めになるため、ファンの心境は複雑です。しかし、嵐を見捨てずに応援し続けたファンは報われることになりそうです」(スポーツ紙記者)
突然の解散を発表した嵐はメンバー5人全員が集まった有料ファンクラブ会員向けの動画の中で、松本潤(41)が《現在ファンクラブ会員の方に優先的に申し込んでいただけるようにする》と話しているように、活動休止中も年会費4000円を払い続けたファンが最優先される。
そのため、コンサートツアーは〝5人からの感謝の思い〟と絶賛の声があがっている。その一方で、現在も嵐のファンにもかかわらずファンクラブをすでに退会した人が少なくないというのだ。現在、新規入会は一時停止中で、6月2日正午に再開される予定。
《活動終了も悲しいけど去年でFC退会しちゃった自分の愚かさに泣いている》
ファンクラブから離脱してしまったファンからはこうした悲鳴のような声があがっているのだ。
「嵐のファンクラブ会員は推定300万人ほどと言われていましたが、一部のファン、特に宮古島に移住し、引退がささやかれている大野智のファンの中には嵐が一向に活動再開しないことに業を煮やして退会した人も少なくないようです。年間120億円のファンクラブ収入がありながら、目立った活動がないことに不誠実だという声があがっていました。昨年11月に5人がファンサイトに姿を見せたことで、今年のGWにコンサートが行われると報じられ、期待していたファンも少なくありませんでした。肩透かしをくらいながらも、嵐を信じて会費を払い続けたファンのみが報われることになりそうです」(芸能ライター)
■同じペンライトを使い回しさせないのが嵐商法?
しかし、会費を払い続けたファンからも不満の声が聞こえてくる。
《会員優先でもかなり厳しいと思ってます》《ファンクラブ歴15年でこれまでライブは7回参戦してるけど、本当に当たらない。今回も厳しいかも》
ラストコンサートはプラチナチケットであるのを多くのファンは覚悟しているという。結局、目立った活動をせずに300万人近いファンから年会費を取り続け、ラストのコンサートツアーも“解散ビジネス”と揶揄される事態に。
「嵐の場合、ライブの申し込みは同行者全員がファンクラブの会員であることが条件になっていたり、他のアーティストでは見られないような仕組みでした。グッズもツアーごとに違うペンライトを購入させ、前のものを使い回しさせなかったりと、シビアな面がありながらもなんだかんだと応援していたファンが多くいたと思います」(30代のファン)
嵐という“巨大ビジネス”がいよいよ終わろうとしている。
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