国民的アイドルグループ「嵐」が、2026年春の全国ツアーをもって活動を終了することを6日、有料ファンクラブサイトで発表した。
20年の大みそかのライブ以来となる、大野智(44)、相葉雅紀(42)、松本潤(41)、二宮和也(41)、櫻井翔(43)のメンバー5人全員がそろって動画に登場。
嵐は、昨年4月に設立した「株式会社嵐」に所属し、STARTO ENTERTAINMENTとはエージェント契約。相葉、大野、櫻井の3人がSTARTO社とそれぞれ契約を結び、二宮は23年11月に立ち上げた「オフィスにの」、松本は昨年6月設立の「MJC Inc.」に所属する形をとっている。コロナ禍の活動休止、ジャニーズ事務所解体という大波乱を越え、それぞれのスタンスが変わった中で再集結。大野が生活拠点を沖縄に移したとも報じられていただけに、SMAPのようにフェードアウトするのではないか、と心配する声も多かっただけに、コンサートの開催を心待ちにファンクラブ会員を継続していたファンにとって報われるニュースとなった。さらに、次の活動に向けて、新規会員募集も再開する予定だ。
■テレビ各局メディアを招待し、ハワイの船上で鮮烈デビュー
テレビ、ラジオ等の出演は未定というが、テレビ業界では「嵐がテレビ出演しないはずはない」という見方が大半だ。「これまでファンクラブ会員になってもコンサートチケットが当たるのは数年に1度と言われるほど人気なのが嵐。国民的グループとして、テレビの視聴者に向けても地上波テレビに出演して感謝を伝えるはずだし、地上波各局への恩返しと今後のソロ活のためにスムーズな離陸を考えているはず。低迷している地上波テレビの視聴率回復にひと役買うのではと期待されています」(芸能関係者)と期待値は上がっている。
中でも、嵐を最も心待ちにしているのはフジテレビである。
「1999年にテレビ局などメディアを招待した、ハワイの『船上デビュー』以来、密着ドキュメントや特番のMCなどテレビとは非常に近い関係を保ってきた。中でも、日本テレビとフジテレビはレギュラー数のツートップ。中居事件で回復がみられないフジテレビにとって嵐はひと筋の光です。とはいえ、嵐がCM出演しているのは今フジのCM放映を取り下げているJALなど大クライアントばかり。ラストコンサートの地上波放映権争奪戦には参加できなくとも、少しでも嵐を番組にゲスト出演させることはできないかと嵐番(担当)を中心に交渉している」(広告代理店関係者)という。
瀕死のフジに「嵐の恩返し」はあるか。
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