【城下尊之 芸能界ぶっちゃけトーク】


 人気アイドルグループの嵐が、ようやくという感じで来年のコンサートツアーの開催を発表した。そして、そのツアーを最後に嵐としての活動を終了することを明らかにした。


 本来ならば、一昨年から昨年にかけてのデビュー25周年の時期に大イベントを行うはずだったが、旧ジャニーズ問題で静観せざるを得なくなり、新しい事務所が順調に活動している状況を見てツアー開催を決断したのだと思う。


 嵐の解散だが、これは予想されたことだ。彼らも年齢的に40代に入って、もはやアイドルというのは難しい。しかも、それぞれが独自の活動を成功させていて、無理にグループ活動を続ける必要もない。


 ただ、多くのファンが待っていたコンサートであり、これが最後となれば、ドーム級の大きな会場で多くの回数をこなしても満員になるのは間違いないし、売り上げも数百億円単位になる。これまで応援してくれたファンに対する感謝、そして一緒にステージづくりをしてきたスタッフ関係者に対するお礼の意味もある。


 気になるのは、それぞれの単体での活動だ。まずリーダーの大野智(44)だが、現在もセミリタイア状態で、知人にリゾートホテルを経営させる出資者となっている。今後は複数のホテルのオーナーとなる投資家となって、好きな釣り三昧……というところだろう。


 松本潤(41)は俳優業を続けるだろうが、すでに音楽ステージのプロデュース、演出業に着手していて、これは息長くやっていけそうだ。


 二宮和也(41)は俳優業に定評があって、仕事が途絶えることはなさそうだ。


 相葉雅紀(42)は一番タレントらしい活動を見せるだろう。

バラエティーから役者まで何でもこなせるからだ。


 そして櫻井翔(43)。これは想像の域を出ないかもしれないが、ニュースキャスターをあと10年も続ければ、選挙に出て国会議員になってもおかしくはない。選挙応援にメンバーが全員集まるということにでもなれば、街頭演説はパニックになることだろう。


 そういえば、5月の連休も明けて、7月の参院選にどんなタレント候補が出てくるのか、いろいろと取り沙汰されている。櫻井にその日が来れば、大旋風を巻き起こすことは必至だ。


(城下尊之/芸能ジャーナリスト)


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