俳優の上白石萌歌(25)が4日、写真集「charm charm」(講談社)を発売し、7日、都内で発売イベントを開催した。


「どこをめくっても自分しかいない本ってはずかしい。

いつもは作品や舞台の役を背負っていて、鎧のような感覚があったんですけど、自分のありのままをフィルムで焼き付けていただきました」とコメント。本書はスリランカで撮影。自身も企画に参加し、時間軸をそのままにしたロードムービー的な作品になっている。


 周りの反響を聞かれ「リリー(リリー・フランキー)さんに、モカオさん(上白石のこと)の本質は写真に一番みられるね、と言っていただきました。私も写真を撮られる中で心が開かれる部分があるので、リリーさんが嬉しそうにページをめくってくれてすごく嬉しかったです」と語った。


 上白石といえば「東宝シンデレラオーディション」出身で、姉の萌音(27)との姉妹受賞で話題に。現在、映画「パリピ孔明 THE MOVIE」が公開中のほか、ドラマでは「義母と娘のブルース」(TBS系)や「3年A組-今から皆さんは、人質です-」(日本テレビ系)など話題作に次々出演、CMのオファーも絶えず、今や長澤まさみ(38)に次ぐ東宝芸能の大黒柱ともっぱら。


 映画、ドラマ、ミュージカルとどの分野でも才能を発揮し、バラエティー番組でも爪痕を残し、メキシコに住んだこともある帰国子女で実は語学も堪能。写真や建築にも造詣深く、カルチャーガールな一面も。そんな多才すぎる上白石について元テレビ朝日プロデューサーの鎮目博道氏はこう言う。



『絶対的ニュートラル』な存在

「今、若い女の子たちに自分が誰に似てるかと聞いて、一番多く名前が挙がるのが上白石萌歌さん。一見誰でも彼女っぽくなれそうな、なれるんじゃないかという期待を持たせる『絶対的ニュートラル』な存在。

それでいて、実はそんな人はいない、という絶妙さを持つ方だと思います。『手が届きそうでいて別物』な背景には、彼女の博学な部分や見識の高さ、さらに海外で暮らしたグローバルな感覚、経験が生きている。それなのに、見た目も海外かぶれなところはなく、いかにも日本人なルックス。海外経験をひけらかすどころか、あえて語るでもなく、それを強みにしなくても話題に事欠かないところが抜きんでているというか、ずるいとも言えます。今後は今まで演じていなかったような悪女のような役で世間を驚かせることもあるのでは」


 写真集に向けたボディメークについては「趣味で市民プールで泳ぐくらいで、特にはやっていません。これからは、趣味を見つけたくて……25歳になってバレエをもう1回習いたいと思います」と語った上白石。能ある鷹の……隠している才能は未知数だ。


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