「私のかわいさを一番わかってくれている人なんです」
6月30日に放送された「アイカタ」(NHK)で、人気コスプレイヤーのえなこ(31)が、所属事務所の社長兼マネージャーのイヌイヨウコ氏(44)の存在をこう話し、話題となっている。
同番組は自分にとって信頼できる「相方」の“いいところ”を、出演者自らがスマホのカメラを回して密着して撮影するというドキュメンタリー。
元々イヌイ氏も、アイドルユニット「中野腐女子シスターズ」や「腐男塾」などで「乾陽子」「よきゅーん」としてグラドルやコスプレイヤ-として活躍していた。その後、事務所を設立し、9年前にコスプレイヤーだったえなこが加入。タレントの気持ちがわかる“プレイングマネージャー”だった。
番組では、郊外の滝を舞台にコスプレ撮影に出かける様子が紹介されたが、社長であるイヌイ氏自ら現場のADから撮影アシスタントまで甲斐甲斐しく何役もこなす様子が紹介された。そんなイヌイ氏のことをえなこはこう語った。
「元々オタクとして暮らしてきて、芸能をやりたくてコスプレを始めたわけじゃないので、結構人見知りだったり、内向的な性格でグイグイ前に行くのが難しいので。もし、売れるためにああしろこうしろばかり言われたらどっかで心が折れちゃってたかも。ちょっと失礼かも知れませんが、気持ちとしては“お母さん”と同じくらい慕っています」
今やSNSフォロワーは600万人。
「えなこが話題になり始めた10年程前には、まだ『コスプレイヤー』の知名度は低く、グラビア系の大手芸能事務所も本格的に獲得には乗り出していませんでした。当のコスプレイヤーたちも、コミケや『ニコニコ超会議』などのイベントで、SNSを駆使してファンを増やし、自費製作の写真集を販売したりしていましたが、あくまで活動は個人的なものに留まっていました。えなこはその中でも人気が突出していて、コスプレ姿を撮影しようと、会場で何十人ものファンに囲まれる〝えなこサークル〟は有名でしたが、世間一般にはまだマイナーな存在でした。それにいち早く目をつけ、二人三脚でグラビアやCMなどでひっぱりダコの人気タレントに押し上げたイヌイ氏の業績は、コスプレ業界にとっても大きいと思います」
番組内で加藤は、「やっぱり輝いてる人のウラには絶対的に信頼している人がいるんだねえ~」と感心しきりだったが、「完売クイーン」の大躍進の影には、それを支える「お母さん」のような“ビッグマザー”の存在があったという訳だ。
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