元TOKIOの国分太一(50)が複数のコンプライアンス違反を起こした問題を巡って、2日には株式会社TOKIOの廃業を発表。さらに国分が社長を務めたプロジェクト事業「TOKIO-BA」(福島県西郷村)も閉園し事業を終了する。


「TOKIO-BA」は2022年にオープンした野外アウトドア施設。株式会社TOKIOの関連会社として、先の事業を運営する株式会社TOKIO-BAは発案者の国分が社長を務めた。同社は残務処理を終え次第、廃業すると報告している。


「『TOKIO-BA』は東京ドーム2個分、約8万平方メートルの土地を購入。当時の西郷村小田倉地区の平均坪単価から、取得価格は約24億円程度とみられています。廃業後の跡地の活用などは明らかになっていませんが、もともと『TOKIO-BA』の事業ですら客足が厳しかったようですから、レジャー施設として民間に売るにも買い手はつかないでしょう。巨大廃墟化の恐れがあります」(週刊誌記者)


『TOKIO-BA』は当初、西郷村にとっても観光客誘致の目玉として期待された施設だった。2022年6月の「西郷村議会定例会」で、ある村議はこう語っている。


《TOKIO-BAと西郷村の地場産業を融合させることができれば、西郷村の魅力がもっと発信できる》、《今後ぜひTOKIO-BAと良好な関係を築いていただき、TOKIO-BAを巻き込んで、西郷村の魅力発信、地場産業の活性化が図れるよう強く要望》


 実際、福島県や西郷村との共同イベントも開催されていて、発売中の『週刊文春』(7月10日号)では、福島県が今年度当初予算で800万円を『TOKIO-BA』でのイベントなどに割り当てていたことも報じられた。自治体との関係の深さもうかがえるが、西郷村産業振興課によれば、「村は何も把握しておらず、言えることはありません」(担当者)という。


■巨大詐欺事件の安愚楽牧場の跡地?


「今年5月に月額会費制の開拓部の設立を発表したが、実態は国分さんの指示通りにしか動けない独裁王国だったと報じられています。さらに『TOKIO-BA』の土地自体もきな臭い話がささやかれています。

『TOKIO-BA』周辺がソーラーパネルで囲われたエリアで、取得した場所が2011年8月に経営破綻した『安愚楽牧場』の土地だったと一部実話誌に報じられています。安愚楽牧場は和牛オーナー制度で、約7万3000人が約4200億円の被害をこうむった大型詐欺事件です。事件後、安愚楽牧場と関係の深い企業が土地を購入し、最終的に『TOKIO-BA』が取得。この情報はすでにSNSでも出回っており、この施設そのものに疑念の声が上がっています」(前出の記者) 


 一部ファンからは《残してほしい》という声もあがっているだけに、元メンバーの城島茂(54)や松岡昌宏(48)が社長を引き継ぐこともできたはずだ。廃業せざるを得ない理由があったのか。


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