フジテレビのGP帯連ドラが絶不調だ。


 森川葵(30=写真)のGP帯連ドラ初主演作となるフジテレビ系火9「スティンガース 警視庁おとり捜査検証室」が7月22日にスタート。

初回の平均視聴率(関東地区=ビデオリサーチ調べ)は世帯5.0%、個人2.8%。フジ火9の前作「人事の人見」が初回5.5%だっただけに、見通しは明るくなさそうだ。


■月9も木曜劇場も全枠失速


「レビューサイトでも、《刑事ドラマとは思えない超超軽いノリ》《みんなハマってない感じの配役》《テンポが悪くて内容が薄い》などと、早くも“離脱”をほのめかす書き込みが目立ちます」(テレビ誌ライター)


 火9だけじゃない。福原遥(26)主演の月9「明日はもっと、いい日になる」は初回7%台から第3話で5%台に。木村文乃(37)の木曜劇場「愛の、がっこう。」は、相手役に人気アイドルグループ「Snow Man」のラウール(22)を持ってきたが、4%台で同じく下降気味。


「カンテレ制作の磯村勇斗さんの月10『僕達はまだその星の校則を知らない』も、藤木直人さんの水10『最後の鑑定人』も数字的にはパッとせずで、今のところほぼ“全滅状態”です。TVerのお気に入り登録数も、前クールはフジドラマ2作品がベスト3入りしましたが、夏ドラマは現時点で他局の後塵を拝している。厳しい状況ですね」(前出のテレビ誌ライター)


「スティンガース」には「WEST.」(旧ジャニーズWEST)の藤井流星(31)、そして「愛の」のラウールと、旧ジャニタレ勢を担ぎ出しても反応は鈍い。数字とドラマそのもののクオリティーは“別物”とはいえ、ようやくスポンサーも戻りそうだったフジに暗い影を落としそうだ。


「そもそも論として、大手スポンサーに限らず、大手芸能事務所もまだまだ世論やフジ局内の動向をうかがっていて、フジのドラマには俳優を出し渋っています。今期の月9だって当初の予定から差し替えられたドラマ。急ごしらえ感は否めません。

一連の騒動に加えて数字も伴わないとなれば、スポンサーもCM再開に二の足を踏まざるを得ない」(在京キー局プロデューサー)


 6月のフジ・メディアHDの株主総会で新役員体制が承認されたものの、社員による“オンカジ問題”も完全に払しょくされたとは言い難い。秋の改編以降も完全復活とは……。


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