俳優の水谷豊と寺脇康文が24日、7月27日をもって閉館する東京・銀座の丸の内TOEIで開催中の記念上映「さよなら 丸の内 TOEI」内で行われた映画「相棒―劇場版― 絶体絶命!42.195km 東京ビッグシティマラソン」上映前舞台あいさつに登壇した。
本作は、テレビ朝日開局50周年記念映画作品として製作された「相棒」劇場版シリーズ第1作。
観客からは「右京さーん」「薫ちゃーん」と役名で呼びかけ。右京(水谷)のうちわを持った観客をみつけた寺脇が「薫ちゃん(寺脇)のうちわはないのかな?」と探す一幕も。
水谷、寺脇ともに「懐かしい」「ほんとに懐かしい」と口をそろえ、舞台からの光景をかみしめていた。
水谷は「とにかく相棒は夢と目標があった。それは映画をつくりたいという思い。17年前、ここに立ったときに夢が実現したんだと実感した」と公開当時を改めて振り返り、寺脇も「ほんとに感動しましたね」と相づちをいれた。
また、水谷は「中学時代は陸上部で、国立競技場で走ったことがあった。この映画の撮影で国立競技場に行ったときには誰にも言わなかったけど、ひとりで『あーここ走ってたなあって』じーんとしてた」と思い出も語った。
相棒が始まった当初について水谷は「いつも今を生きていこうとふたりで話してはじまった」とし、寺脇が「25年の歴史が(相棒の)バックボーンにある」と続けた。
23年に14年ぶりにシリーズに戻ってきた寺脇。亀山として戻ってきて若返ったと指摘され、「なんか亀山がおりてきてんだよ今。
また、寺脇は「今はちょっと伸びてるけど、もうすぐ髪切るから。…そう言うとなんかやるみたいになっちゃう…(笑)どうなんでしょうね?」と次にも含みをもたせた。(瀬戸 花音)