3人組バンド「Mrs.GREEN APPLE」のボーカル大森元貴(28)が、8月4日放送のNHK連続テレビ小説「あんぱん」に登場した。大森は今回が朝ドラ初出演にしてテレビドラマ初出演で、作曲家・いずみたく氏をモデルとした、いせたくや役を演じる。

学ランを着た大森に、SNSでは《新鮮》《似合いすぎ》などと称賛の声があがる一方、《大森元貴の野田洋次郎化が止まらない!》《主題歌RADWINPSなのに野田洋次郎ださないんかーい》といった指摘も出ている。


「RADWINPS」(以下、RAD)のボーカル野田洋次郎(40)は、「あんぱん」の主題歌「賜物」の作詞・作曲を手がけている。その野田は現在、NHKで放送中のドラマ「舟を編む」で、辞書編集者である主人公・馬締光也(まじめみつや)も演じている。俳優としての野田は2020年前期の朝ドラ「エール」以来だが、ブランクは全く感じさせず、ファンが「『あんぱん』でも活躍して」と期待するのも無理はない。


 RADは05年にメジャーデビュー。社会現象となった16年公開のアニメ映画「君の名は。」の主題歌「前前前世」が大ヒットし、一躍トップバンドとして、その名が知られるようになった。


 ただ、それに伴いスキャンダルも取り上げられるように。13年に吉高由里子(37)との熱愛を「週刊女性」に報じられ、その半年後に「FRIDAY」に大喧嘩の一部始終が写真に撮られた。20年7月には、当時のツイッターに《大谷翔平選手や藤井聡太棋士や芦田愛菜さんみたいなお化け遺伝子を持つ人たちの配偶者はもう国家プロジェクトとして国が専門家を集めて国が専門家を集めて選定すべき》と投稿し、これが優生思想ではないかと批判を浴びた。


■危うい言動があってもNHKの“お気に入り”


「危うい言動があっても、NHKが野田を積極的に起用し続けるのは、才能を高く評価しているからでしょう。アーティストとしての野田は非常に繊細で、テーマに沿った音楽をしっかり作り上げる能力はピカイチ。野田のことを知り尽くす大ファンがNHK内部にいるのか、野田もそのオファーをいつも快く引き受けるような“蜜月”関係にあるようです」(NHK制作関係者)


 ミセスに関しても「コロンブス」のミュージックビデオが植民地時代の抑圧や差別を肯定するような内容だと批判を浴びたり、屋外ライブの騒音騒動があった。

それでも、NHKは特に反応していない。


 ライター・編集者の速水健朗氏がXに、《「あんぱん」で野田洋次郎が(中略)サプライズ出演する可能性はありそう。たかしの担当編集者役とか》と投稿するなど、一部で野田の「あんぱん」出演への期待も高まっている。NHKは果たして野田出演のサプライズを用意しているのか。


  ◇  ◇  ◇


 野田とミセス大森は“炎上”で被る部分もある。【関連記事】に並んだ「過去の炎上」もあわせて読みたい。


編集部おすすめ