Z世代エースの筆頭とも目される當真あみ(18)が主演する連続ドラマ「ちはやふるーめぐりー」(日本テレビ系)の第5話(8月6日放送)が、視聴率2.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、世帯/以下同)を記録したかと思ったら、第7話も2.9%を叩き出して関係者たちをザワつかせている。


 このドラマは、広瀬すず(27)主演で2016年3月に「-上の句-」、4月に「-下の句-」、2018年には「-結び-」として公開された(東宝)3部作の10年後を描いた映画「ちはやふる」のドラマ版。

映画3部作の興行収入は約45億8000万円だっただけに、前評判と期待値がすこぶる高かった。


 しかし初回こそ5.2%と伸びしろを感じさせたものの、その後は微減し、ついに根強い原作漫画のファンと、広瀬の劇場版のファンが視聴継続を断念したと解釈できる水準まで数字が落ち込んでしまった。


■「南くんが恋人!?」主演後に消えた飯沼愛との類似点


 この「ちはやふる~」に状況が酷似しているのが、昨年7月期の「南くんが恋人!?」(テレビ朝日系)。主演を務めた飯沼愛(22)は「アトムの童」「VIVANT」(ともにTBS系)の出演を経ての抜擢だったものの、初回視聴率4.6%の後に乱降下し、第4話で2.8%まで沈んでしまった。


 「南くん~」は2004年7月期に、深田恭子二宮和也で4度目のドラマ化をされた時も平均視聴率は9.4%を記録したし、原作の漫画には根強いファンがついているため、放送前の期待値は「ちはやふる~」と同様にすこぶる高かった。


 結局ドラマは第4話の2.8%がきっかけとなり第8話で終了。平均視聴率も3.8%という極めて低調な数字で終わり、飯沼の連ドラ出演も途絶えた状態にある。


 芸能関係者が危惧するのは、原作漫画に根強いファンがいること、同前作の人気が高かったことが非常によく似ている「ちはやふる~」の當真が、「家政婦のミタ」「ごくせん」の日テレ系水曜ドラマ枠で致命的な視聴率を記録してしまったこと。今後はしばらくの間、テレビから姿を消してしまうのでは……と懸念されている。


「當真の所属事務所としては"ポスト広瀬すず"をアピールしたかったんでしょうが、残念ながら完全に裏目に出てしまいました。今は今田美桜原菜乃華といった、親しみやすさや可愛さが前面に出た女優が支持される時代です。當真の"奇麗すぎる"ルックスが時代のはやりとそぐわなかったのかもしれませんね」(芸能関係者)


 ドラマ最終章には広瀬、野村周平新田真剣佑といった懐かしいキャストが揃って出演する演出に、視聴者は盛り上がっているが、どこまで視聴率を巻き返せるか。

當真の今後の奮起を祈るばかりだ。


(芋澤貞雄/芸能ジャーナリスト)


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