広瀬アリス(30)に思わぬ災難だ。広瀬は2023年10月から国際協力機構(JICA)のCMに起用され、JICA海外協力隊の新人隊員として活動を体験する姿がCMで放映されてきた。

JICAといえば、千葉県木更津市などの4自治体とアフリカ各国の人材交流や連携イベント「JICAアフリカ・ホームタウン」構想を8月に発表したところ、“移民が増える”という誤情報がネットで拡散したことで抗議が殺到。JICA側は「移民の受け入れは想定していない」として事業の正しい理解促進に取り組んできたが、批判がやまず、ついに25日に事業の撤回を発表した。


 この巻き添えになる形で、JICAのCMにも出演する広瀬にも、《印象がどんどん悪くなる 元々は好きだったんだけどな》などと厳しい目が向けられてしまっている。明らかにトバッチリと言えるだろう。


 JICAアフリカ・ホームタウン構想への批判が加速したのは、ナイジェリア政府が「日本政府が移住して生活と就労を希望する若者向けに特別ビザを発行する」とする誤った内容を大統領府のホームページに一時記載したことからだった。日本政府は、ナイジェリア政府に対し訂正の申し入れを行い、ナイジェリア側は削除したものの、「裏で移民政策を進めるつもりだったのでは?」といった疑念や誤情報が独り歩きし、JICAと広瀬にネガティブな印象を持つ人が増えてしまったようだ。


■“オタクキャラ”から“ジャニ好き”のイメージに


 広瀬といえば、今年5月に元KAT-TUNの赤西仁(41)との交際が「女性セブン」によって明らかとなり、9月にはハワイでのデートの様子も報じられた。赤西との交際報道によって広瀬のイメージも変わってしまったとみる向きもある中、今回のJICA騒動のトバッチリはさらなる痛手となりそうだ。


「広瀬さんはたびたびメディアで、アニメや漫画が好きな"オタク"であることを公言。また日常的にエゴサーチをし、一般の投稿にも気軽に絡む飾らない部分なども支持を得ており、女性人気も高かった。しかし、2021年放送のフジテレビドラマ『知ってるワイフ』で共演したSUPER EIGHTの大倉忠義さんの次に、赤西さんの交際が報じられたことで《サバサバ恋愛できない女ぶってた、ただのジャニーズ好き》と、評価が一転している側面も否めず、そこに加えてJICAのCMに出演する広瀬さんをアンチ扱いする投稿も散見されてしまっています。JICAもデマに巻き込まれた立場なので広瀬さん側もつらいところだと思いますが、本人としてはいかんともし難く、このまま騒ぎのが過ぎ去るのを静かに待つしかないでしょう」(スポーツ紙芸能担当)


 広瀬にとっては、一難去ってまた一難といったところか。


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 まだ1年もたっていないが、今年の初めには兵庫県知事選をめぐって“デマ合戦”が繰り広げられていた。関連記事【もっと読む】立花孝志党首or日本維新の会 嘘つきはどっちだ?兵庫県知事選デマの出処なすりつけ合いの醜悪…では、泥仕合の様相を呈した同選挙について伝えている。


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